五感に触れる、わたしの旅

最近よく聞く「泊食分離」って何?|編集部が調べたQ &A

今回はes-pom 編集部の気になるワードや情報を調べるQA記事です。

旅好きな人や観光業に関心のある方はよく聞いたり目にしているかもしれません。

そもそも「泊食分離」とは?

Q:「泊食分離」ってどういう言葉?

A:泊まるところと食事場所は別にするというあり方。「1泊2食付き」がこれまでは当たり前でしたが、さまざまな要因から宿泊施設以外の場所(飲食店など)で食事を済ませるという形

「泊食分離」には色んな人の視点がある

Q:なぜ「泊食分離」という考え方が生まれたの?

A:「泊食分離」はさまざまな視点からメリットデメリットがあります。旅を楽しみたい方も知っておくことで、より旅先・宿泊先の選び方に磨きがかかるでしょう。以下はあくまで一例ですが、このあり方が生まれた背景を整理します。

経営視点:
・人手が足りないホテルや旅館は宿泊のみにすることで、円滑に運営ができる
・「宿泊のみ」がスタンダードであれば食事は「オプション」ということになるため、付加価値をつけられたり売り上げUPなどにも繋げられる。
・食事がない場合は単価が下がるため連泊客も獲得しやすくなる。

観光視点:
・宿の周辺地域で飲食してもらうことによって、周辺の飲食店が盛り上がり地域活性化につながる。
・宿の周辺地域の魅力を伝えられやすくなる

顧客視点:
・宿泊のみの方が安い
・施設代が安くて食事も自由であれば連泊もしやすい

インバウンドの影響:
・訪日観光客は長期ステイが多く、同じ場所での食事には飽きがきてしまう。そのため選択肢が増える「泊食分離」の考え方がフィットしている。

参考:国土交通省・観光庁 宿泊施設における生産性向上の促進

宿泊先を選ぶ側はお得なのか?

Q:お得に泊まるための仕組みってこと?

人それぞれの考え方次第ですが、ホテルや旅館の周辺にある地域の魅力を知る大きなチャンスです!普通の旅行から「感性を磨く旅」へ切り替えてみるのもいいかもしれません。

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