創業600年の歴史と「新しい甘酒」ータシナミー

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今回は、創業600年という歴史を持つ糀屋三左衛門様による「甘酒・麹調味料 orise(おりせ)」について、株式会社糀屋三左衛門事業企画室・横山可歩(よこやまかほ)さん、菊地遥(きくちはるか)さんにお話を伺った。

「orise」心安らぐひとときに向けて

皆さんは「甘酒」と聞いてどんなイメージを持つだろうか?「美容や健康にいい」「甘い」「味が苦手」など…色々な意見があるだろう。

oriseを製造販売する株式会社糀屋三左衛門は愛知県豊橋市にある。歴史を遡れば室町時代、足利十三代将軍より「許し版」を賜与され、京都にて創業したことが始まり。現在の場所に移ったのは1965年のことで、脈々と歴史をつなぎ、現在まで麹菌を販売してきた。

そんな歴史ある企業から生まれた「あなたの日常を豊につむいでいくための」甘酒・調味料。

今までのイメージを覆す、香りと美味しさ、そして日々の暮らしをちょっとよくするアイデアにたどり着くかもしれない。

ー「あなたの日常を豊かにつむいでゆくための甘酒・麹調味料」としてoriseを立ち上げるに至った背景や想いの部分をまずはお聞かせください。

菊地:「ほどける、ととのう、つむぐ。」をコンセプトにしています。私たちとしては、麹そのものの美味しさ、香りなどを提供できるようにしたい、心安らぐ時間を提供したいという思いを持って活動をしています。

甘酒というと健康や美容にフォーカスした商品が市場には溢れているが、機能面を求めるだけ…という方も多いだろう。そうなると甘酒を口にする行為は「毎日続けないといけない」という切迫感にもつながる。oriseの場合は、機能面だけにとらわれず、やすらぎを求める多くの女性にフィットする製品だと話す。

ー製品の特徴やメリットなどについて教えてください。

菊地:私たちは「麹菌」を販売する会社です。他の甘酒との違いは、会社の強みを生かし、麹菌の中から、甘酒に適したものを厳選しているという部分があげられるでしょう。

*甘酒の原料には2種類ある。酒粕、米麹。oriseは米麹とお米のみで作られている。株式会社糀屋三左衛門は約3000株ほどの麹菌を保有。甘酒の香り、甘み、後味などのバランスが良く美味しくなるような麹菌を厳選して米麹を作っている。

菊地:そして加熱殺菌なしで冷凍便で全て発送しています。ほとんどの甘酒は加熱殺菌して発酵を止めているような形ですが、私たちは出来立てを即冷凍し、出来立てそのままの風味を味わえるというのも特徴ですね。国産の素材、自社で手作りで一本一本作っていますし、ノンアルコール・無添加なので老若男女安心して楽しめるモノです。

ー加熱殺菌して風味は損なわれるのでしょうか?

菊地:全て失われるということはないです。非加熱殺菌のほうが、麹の香り、甘さ、素材そのものの味が変化しづらいのでスッと、そのまま入ってくると思います。

伝統への経緯と新しい時代

oriseの製品は機能的でスタイリッシュなパッケージだが、想いも詰まっている。

ーパッケージや製品のこだわりなどについてこだわりなど教えてください。

菊地:oriseのパッケージデザインは、50年前に使用していた種麹を販売する際の袋のデザインを踏襲しています。

ー50年前のもの?どのようなものですか?

横山:実は弊社、屋号を「黒判(くろばん)」と、既存のお客様から呼ばれています。

 種麹業をはじめた際の許可証として、木版を賜与。この木版に墨をつけて、種麹を入れる袋に押印し、販売していたそう。親しみを持って取引先から「黒判(くろばん)」という愛称で呼ばれるそうだ。

かつて使われていたとされる販売袋

横山:引き継いできた麹の技術継承、敬意をこめるという意味で、過去使っていたものを踏襲してパッケージに落とし込みました。

確かに一見、線的で綺麗なデザインにみえ「オシャレ」な印象を受けるが、一方でよく見てみると、木版、型の印象もあり、伝統的な部分も感じられる。手に取った時にどこかその想いの部分に触れられるデザイン…。一度手にとって感じてみて欲しい。

*次回へ続く[ espom Instagramをフォローの上、公開をお待ちください]

INFORMATION

orise

orise(おりせ)は、創業600年の糀屋三左衛門がつくる あなたの日常を豊かにつむいでゆくための甘酒・麹調味料。 たとえば、大事な仕事の前夜。 久しぶりの自分だけのティータイム。 一週間がんばって迎えた週末。 自分をいたわり、また一歩を踏み出していきたいとき、あなただけの時間にそっと寄り添います

HP: https://kojiyasanzaemon.store/pages/orise

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