エッセンシャルオイルの効能を活用して安眠しよう|香りや使い方を解説

日々の疲れを取ったりストレスを解消するために、最も大切なことは「睡眠」です。

しかし、日本は「不眠大国」といわれるほど不眠の症状に悩まされている人が多く、国民の約4割が6時間未満の睡眠しかとれていません。

睡眠不足が続くと仕事や家事の能率も落ちてしまうので、睡眠不足の解消をする必要があるでしょう。

今回は、エッセンシャルオイルの効能の一つの「安眠」できる理由や、安眠効果に期待できる香りについてご紹介します。

エッセンシャルオイルの効能とは|安眠&リラックスできる理由

エッセンシャルオイルはさまざまな効能を持っています。なかには、安眠できる効能を持つオイルもありますが、ポイントは副交感神経を優位にすることです。エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐとよく眠れる理由について見ていきましょう。

不眠症の症状

ストレスや悩みを抱えていると、寝るのに時間がかかったり、夜中に目が覚めることがありますが、ストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れの原因になるので、不眠の症状が出てしまいます。

不眠症の症状にはさまざまあり、なかなか寝付けない「入眠困難」、夜中に2回以上目が覚める「中途覚醒」などがあります。不眠の症状が酷くなると、日中に倦怠感や意欲低下、集中力低下をきたすことがあり、エッセンシャルオイル(精油)の効能を活用して安眠を習慣づけるなど適切な治療を受けて回復することが重要です。

脳に直接作用し、自律神経が整う

脳には、感情・本能を司る「大脳辺縁系」と知性を司どる「大脳新皮質」がありますが、視覚や聴覚など人間の五感のなかでも、嗅覚を通じた情報のみが大脳新皮質を通さず大脳辺縁系に直接送られます。

嗅覚の情報は、感情を司る大脳辺縁系のほか、自律神経やホルモンバランスを司る「視床下部」、ホルモン分泌に関わる「下垂体」にもいち早く伝わります。

そのため、エッセンシャルオイルの効能に安眠できる効果があるなどリラックスすることができるのです。

副交感神経が優位になってリラックスできる

ストレスは、交感神経を優位にするので、自律神経のバランスが悪くなります。そのため、自律神経のバランスを整えるためには、副交感神経を優位にしてリラックス状態にすることが質の良い睡眠につながります。

エッセシャルオイルの効能で安眠しやすくなるのは、香りで脳や体がリラックスすると、副交感神経が優位になり、ゆったりとした眠りにつきやすくなるからです。

【参考:e-ヘルスネット – 厚生労働省「不眠症」

エッセンシャルオイルの効能で安眠するなら|4つの香りを紹介

エッセンシャルオイルも選び方次第では、眠りにつきにくくなることもあります。ラベンダーやイランイランなどおやすみ前にピッタリのアロマをご紹介します。

安眠だけでなく鎮痛効果も|ラベンダー

エッセンシャルオイルのなかでも代表的なのがラベンダーです。気持ちを落ち着かせてくれる効能があるので安眠効果にも期待できます。

海外の研究ではラベンダーのアロマをかいだ被験者は、そうでない人よりも睡眠の質が約2割も向上したという結果が出ており、最近では医療機関や介護施設などでも使用されています。

さわやかでフローラルな香りなので女性からの人気も高く、エッセンシャルオイル初心者の方にも馴染みやすいです。

お香にも使われ日本人向け|サンダルウッド

サンダルウッドは、日本では「白檀(びゃくだん)」と呼ばれており、お香などで匂いをかいだことのある人もいるでしょう。

熱帯性の高木から作られる精油で、特徴的なエキゾチックな香りは、興奮を和らげてくれるので、エッセンシャルオイルの効能でも安眠に良いとされています。

その高い鎮静作用から寺院などで瞑想するさいにも用いられていることもあり、緊張するイベントごとが控えているときや受験前など落ち着きたいときにもおすすめです。

リラックス効果に優れメンタル改善も|イランイラン

イランイランは、東南アジア原産の樹木です。南国を感じる芳醇で甘いイランイランの香りは、自律神経を安定させストレスを軽減させたり、抗うつ効果も発揮するとされています。

エッセンシャルオイルの効能で安眠効果に期待できるほか、月経前症候群や更年期障害などメンタルな症状の改善にも有効です。

ジャスミンの香りに似た華やかな香りは、香水の原料に使用されることもあるので、いつもよりリッチな気分で癒やされたいときに使ってみましょう。

女性特有の悩みも改善|ゼラニウム

ローズのような華やかな香りと、ミント系ハーブのような香りをあわせ持つゼラニウムのエッセンシャルオイルの効能は、安眠効果以外にも自律神経やホルモンのバランスや整えてくれる効果があるので、生理痛など女性特有の悩みの改善に期待できます。

また、ゼラニウムは「シトロネロール」という虫が苦手とする芳香成分も含まれているので、衣類やハンカチにスプレーすると虫除けとしても使用できます。

エッセンシャルオイルの使い方|お部屋やお風呂を癒しの空間に 

最近ではエッセンシャルオイルの楽しみ方も増えてきたので、お風呂や寝室に上手に取り入れれば自分だけのリラックス空間を作れるでしょう。

手軽に使うならアロマスプレー

エッセンシャルオイルの効能を安眠するために取り入れるなら、スプレータイプのアロマスプレーがおすすめ。

室内にサッと一吹きすれば寝苦しい夜もリラックスして過ごせます。寝具の匂いが気になる場合でも枕やカーテンに吹き付けておくと、良い香りに包まれて眠ることができるでしょう。

市販されているものもたくさんありますが、無水エタノールや精製水などを用意すれば自作することも可能なのでぜひお好みの香りを試してみてくださいね。

アロマディフューザーで芳香浴

エッセンシャルオイルの効能を生かして安眠するなら、タイマー付きのアロマディフューザーで芳香浴がおすすめです。

人間の脳が眠っている間も香りを感じると言われているので、睡眠中にも良い香りを漂わせておきたいなら、火を使わないタイマー式のディフューザーが寝室でも安心です。

入浴時に使うのもおすすめ

エッセンシャルオイルの効能である安眠を活かしたいなら、アロマオイルをお風呂に数滴垂らして香りを楽しむアロマバスはいかがでしょうか。

副交感神経を優位にしたいなら、熱すぎない40度程度のお風呂に5滴をど垂らしましょう。鼻や口、皮膚から香りの有効成分を取り入れられます。

入浴しながらのスマホの操作は、アロマの鎮静効果を妨げてしまうので、スマホの持ち込みは避け、目を閉じてリラックスを心がけましょう。

まとめ

エッセンシャルオイルの効能である安眠効果を最大限に活かす方法や睡眠にぴったりの香りをご紹介しました。

ラベンダーやゼラニウムなどエッセンシャルオイルの香りは、脳に直接届いて良い睡眠に導いてくれるだけでなく、自律神経やホルモンのバランスを整えることで女性特有の悩みの改善にも期待できます。

アロマディフューザーなどの機器の購入に不安があるなら、アロマスプレーなどから気軽に取り入れて質の良い睡眠を目指してみませんか。

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