旅行中のむくみ問題|快適な旅行にするために知っておくべき原因と対策について

最高のコンディションで臨みたい旅行ですが、“むくみ”はつきもの。「楽しみのはずの旅行なのに脚のむくみが心配…」「旅行中の写真を見返すと自分だけいつも顔がむくんでいる気がする…」そんなお悩みを抱えている女性も多いのではないでしょうか。

旅行だから多少のむくみは仕方がない、と諦めている人も少なくないでしょうが、実はちょっとした一工夫があなたの旅を快適にしてくれます。

今回は、「旅行=むくみ問題」で悩んでいる方へ、知っておくべき3つのことをご紹介します。原因を理解することで対策への解像度がグッと上がりますよ。

旅行のむくみにはどんな原因がある?「仕方ない」だけじゃないワケ

普段の生活ではあまり気にならないのに、なぜか旅行になると悩まされる体のむくみ。「旅行の時こそ、心身ともに健康で過ごしたいのにどうして…」と頭を抱えてしまいますよね。まずは、旅行ならではのむくみの原因をみていきましょう。

そもそもむくみってどんな現象?

旅行のさいのむくみは足に注意が向きますが、顔や手も同様に症状としては現れます。

そもそもむくみとは、体内の水分バランスが崩れていることが前提としてあります。バランスの崩れから、皮膚や皮下組織に余分な水分が溜まり、一般的に用いられる「むんでいる」という状態になります。

少し皮膚を押すとへこみが残る場合も。旅行のときに感じる主なむくみの症状は下記の通りです。

・靴がきつく感じる
・写真にうつっている自分の顔にはれぼったさを感じる
・指輪がきつく感じる
・顔や足などがつっぱっているように感じる

あくまで一例ですが、ブーツを履いている時などは特に脱ぎづらさを感じたりするような症状です。

参考:社会福祉法人 恩賜財団 済生会|むくみ

旅行で感じるむくみの主な原因

①長時間同じ姿勢でいることが起因するむくみ
…長時間同じ姿勢でいると下肢に水分がたまるため、脚のむくみにつながります。ふくらはぎの筋肉は、歩いたり立ったりすることで血液を押し上げるポンプの機能を果たしてい るため、同じ姿勢が続いてしまうとポンプの働きが弱まります。その影響で血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物がたまりむくみにつながるということです。

(*脚のむくみが続くと、静脈に血栓ができてエコノミー症候群を発症するケースも。長時間同じ姿勢にならないように心がけましょう。)

②塩分の摂りすぎやお酒の飲み過ぎ

…旅の大きな楽しみといえば、ご当地グルメ。旅行中は三食外食で済ますことが多いですよね。人間はたくさん塩分を摂ると、体の塩分濃度を薄めるために体内に水分を溜め込み、その結果むくみに繋がります。また、お酒を飲み過ぎると血液中のアルコール濃度が高くなるので血管が拡張。水分の処理が間に合わず、こちらもむくみにつながるおそれがあります。

女性は特に注意したい一過性のむくみの原因と心がけるべきこと

旅行を快適に過ごすためにむくみに対する対応策にトライしましょう。しかし、根本的な原因が解決されないとむくみという悩みから解放されないことも…。一過性のむくみの根本原因を探っていきましょう。

睡眠不足やストレスなど一時的な体調の変化から…

旅行の時のむくみには、前日や当日の過ごし方、体調の変化に木を配る必要があります。旅行の時のよくある原因の他に、ちょっとした変化が影響するケースもあります。

例えば、睡眠不足やストレスから生じる自律神経の乱れ。

自律神経の変化は水分量や血圧、その他あらゆる調整が狂ってきます。一過性的なむくみの症状ですが、旅行の前は自分が思っている以上に緊張やストレスがかかる場合もあるため、当日のむくみにつながらないように注意しましょう。

ホルモン変化から生じるむくみ

女性の方は旅行前に気になるのは生理など、体内の変化です。いわゆる黄体期と呼ばれる時期は、水分貯留のタイミング。普段から、月経前に顔が浮腫んだり、体重の増加がある方は、塩分を控えたり、排出を助る働きのある食材をとるなどして調整しましょう。

冷えとむくみの関係性について

旅行のときのむくみは、体質の影響もあるでしょう。冷え性、もしくは旅行の前日や当日、身体が冷えてしまうケースも考えられます。冷え性は、血流が滞ることで手足などの末端部分に十分な血液が行き渡らず、体温が低下する状態を指します。

血液循環が悪くなることで、細胞や組織に必要な酸素や栄養が行き届かず、老廃物や余分な水分が排出されにくくなることも…。その結果、体内の水分代謝が低下し、むくみが生じやすくなります。特に、下半身の冷えが強い場合、足に溜まった水分が戻りにくくなり、夕方や長時間の立ち仕事の後に「足がパンパンにむくんだ!」という経験がある方も多いでしょう。

従って、旅行のむくみ=同じ姿勢や飲食によるもの、と思いがちですが、そもそもむくみやすい体質である可能性も高いのでそれぞれの原因にアプローチしていくことが重要です。 

即実践!旅行のむくみ問題を解決する3つの対策

旅行ならではのむくみの原因が分かったので、次は対策方法をみていきましょう。誰にでも簡単にできることを紹介しているので、実践してみてくださいね。

普段の生活からこまめに少量の水分をとる

水には、毒を排出し体液滞留の危険をなくす効果があると言われています。だたし、一度にたくさんの量を飲むことは逆効果。かえってむくみの原因につながるので、少量に分けてこまめに飲むことを心がけましょう。多くの糖分が入っているジュースや、利尿作用があるカフェイン入りのドリンクではなくミネラルウォーターがおすすめです。

旅行中は少しでも動くことを心がけよう

簡単なストレッチをするだけでも、むくみ軽減につながります。

・ふくらはぎを伸ばす動作
・股関節周り(腸腰筋など)を伸ばす動作
・座りながら、ブラブラと足を空中で揺さぶる動作

など、自分の思いつく下半身が動かせる動作を行いましょう。

また、車移動の場合は、道の駅やサービスエリアを歩き回ることがオススメ。おいしいご当地グルメや物産品も売っているので、旅の楽しさも増しますでしょう。このさい、なるべく全身を伸ばす動作も入れるなどして、体を常にほぐした状態にしておきましょう。

筋肉量や運動量にも注意を払おう!

血流の低下からむくみにつながります。もし旅行が数ヶ月先であれば、日常生活のなかでちょっとした筋トレや運動を取り入れてみるのもおすすめです。

もちろん1ヶ月前からでも日常の運動量を見直すことは、日々の代謝UP・健康につながるのでトライする価値があるでしょう。

・スクワット
・階段を多く使う
・昇降台で足踏み
・縄跳び

など、下半身の筋力UP・運動につながるものにトライするのがおすすめです。

参考:CMC パルモ神保町整骨院「むくみ、冷えは「万病のもと」と言われています」

【旅行のむくみはこれで予防!】日常生活でも使うべきアイテムとは?

最後に、むくみ予防につながるおすすめのアイテムを紹介します。旅先だけではなく、お家でも使えるグッズを選ぶと便利ですよ。また、中長期的な見方でアイテムを購入しておくこともおすすめです。

脚のむくみには着圧ソックス

客室乗務員の方の必須アイテムでもある着圧ソックス。

夜履いて寝るだけ!という手軽さがいいですよね。

むくみの軽減が実感できるその効果の高さから、最近では種類やサイズのバリエーションも豊富に販売されています。ちなみに着圧ソックス初心者さんには、圧迫感があまりないものがオススメです。

長さも膝下タイプの商品から、おなかまで覆われているものまでさまざ。自分に合うものを探してみましょう。

夏でも冬でも冷え防止アイテムを

体が冷えて血行が悪くなることも、むくみの原因。近年は、熱中症対策のため夏でも屋内では冷房が効きすぎていることもしばしば…。季節問わず冷え予防は欠かせません。朝晩の冷え込みが激しい場所にいくさいも、上着や、腹巻き、レッグウォーマーなど、旅行用にコンパクトなものを一つ持っているだけで安心ですよ。

まとめ|旅行のむくみを解決する方法について

今回は旅行のむくみに対する原因と対処法を解説しました。旅行先で慌てる前に「対策」をしておくことが重要です。

特に普段から冷えを感じている方や、女性の方は日頃の対策が鍵をにぎります。1ヶ月前からでも旅行に向けた体調管理、運動を心がけてみましょう。

また、夏場、冬場問わず、体を冷やさないようにレッグウォーマー、腹巻、上着、などなど…。細かなアイテムを旅先に持参するのも欠かさないようにしましょう。

素敵な旅行をむくみ無く過ごせるように日々、調整していきましょう。

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