台湾珈琲って一体なんだ??台湾をまた好きになるコーヒーの話し ~台湾珈琲Vol.1~

台湾といえば皆さんは何を思い浮かべるだろうか。「お茶」「タピオカ」「パイナップルケーキ」…お土産や名産と呼ばれるものは多く存在する。

その中で近年注目を集めているのが「コーヒー」。取材を受けていただいたのは台湾珈琲推進企画の活動に携わる長谷川典子さん髙橋友梨香さん

なぜ台湾のコーヒーが注目を集めるのか、台湾珈琲はなぜ日本に上陸したのか、その背景には長い日本と台湾の繋がりがあった。この記事、台湾珈琲の活動を通してより台湾に興味を持ってもらえたら嬉しい。

〈台湾珈琲推進企画〉の活動について

…台湾政府農業部農村發展及水土保持署の主導。2020年にコーヒーを通した日本と台湾との心の交流を描いた短編映画『初めての珈琲』を撮影し、2021年から本格的にこの映画とともに台湾珈琲を日本全国の皆さんに知ってもらうべく活動を開始。『台湾珈琲祭』と言う企画では2021年〜2022年にかけて日本全国60軒以上の珈琲店に協賛をいただき『初めての珈琲』の上映、1000kgを超える珈琲豆を日本に輸出。

*台湾珈琲祭…9月〜11月見る、飲む、楽しむ、香る台湾珈琲

*『初めての珈琲』…台湾珈琲推進のため製作された映画

「お茶にする?珈琲にする?」から生まれたカルチャーショック

髙橋友梨香さん

いきなりだが、髙橋さんの夫は台湾人。台湾の家に行った際にちょっとしたカルチャーショックを受けたと言う。

髙橋「家に行くと『お茶にするかコーヒーにするか』と聞かれ、私はコーヒーをお願いしたのですが、まずお茶器が出てきました。」

台湾茶を美味しく楽しむためのツールであるお茶器。

茶器セットとして台湾の家庭には必ずと言っていいほど置いてあり、お茶を飲む小ぶりの茶碗は可愛らしい作りになっている。通常、コーヒーと言えばコーヒーカップやそれに近い大きさのもので出されるが、お茶器で出てきたのだそう。聞けば台湾の家庭では茶器で飲むことも少なくないという。

髙橋さんはお茶器で飲むことに対するちょっとしたカルチャーショックとともに、出されたコーヒーの風味にも驚いたそう。

髙橋「コーヒーといえば『ブラック』なんて言われるように黒い色をしているのが普通だと思っていました。ですが紅茶のように赤く、透き通っていて、味わいもフルーティーなものだったんです。」

お茶器に注がれる綺麗なコーヒー

コーヒーは深く黒い色をした液体…そう捉えている人もまだまだ多いだろう。

しかし、浅く焙煎を行うことでコーヒー豆が持つポテンシャルや本来の味を味わうことができる。そのためにはコーヒー豆自体のクオリティの高さも求められる。クオリティが低い豆を浅煎りで仕上げてしまえば「味の抜けた」「豆っぽい」「酸っぱい」などの味わいになってしまう。

そのため髙橋さんがその時出会ったコーヒーと言うのは、とても品質の良いものだったのだろう。

特に茶器で飲むと美しく見える。

茶器の内側は基本的に白い色をしている。そこに映る赤い色は本当に美しく、コーヒーとは思えなかったと話す。

美味しいコーヒーを生産する国の1つに!

と、ここまでなんとなくピンときた人もいるだろう。

〈台湾は世界に通用する品質の高いコーヒーを作っている国〉

であると言うことが。

ブラジル、エチオピア、パナマ、エルサルバドル、コロンビア、コスタリカ、グアテマラなどなど…。コーヒーの専門店に行くとこんな国の名前が並んでいるだろう。

コンビニコーヒーでも「〇〇産」と謳われることも多くなり、なんとなく

「この国で作られたコーヒー豆が輸入されてきて…」

と思っている人も少なくないはず。

しかし、ここで気づく

「台湾のコーヒー豆って聞いたことないな」と。

もちろん、好きな人やマニアな人はお気づきだろうがまだ一般に認知されるまでに至っていない。そこで出てくるのが台湾珈琲推進企画である。

長谷川『台湾珈琲と日本の珈琲は何が違うのか?』という質問を受けたことがあります。台湾でコーヒーを作っているという認識がまだ低いのかなと思います。100年以上前に日本が台湾でコーヒー研究・栽培を展開し、台湾コーヒーの礎を作ったということ、台湾の人はその歴史をも大切にしていること、世界レベルに達した今まさに日本の多くの人に歴史も含めて知ってもらって、さらに台湾を身近に感じて欲しいなと。」

髙橋「台湾珈琲祭りで全国の協賛コーヒー店さんに販売してもらうこと以外にも、東京の台湾フェスや百貨店でのポップアップ、アメリカでの台湾フェスへの参加など、今年だけでも昨年より多くの場所で台湾珈琲を目にしていただけます。」

台湾珈琲は地道な活動の中で多くのファンを獲得してきた。そして長谷川さんの言葉にも出てきたが「歴史も含めて」知ることができるのが台湾珈琲の良さである。

続きはコチラ→【日本と台湾を結ぶコーヒーの存在とは?~台湾珈琲Vol.2~

INFORMATION

台湾珈琲推進企画

台湾政府農業部農村發展及水土保持署の主導。2020年にコーヒーを通した日本と台湾との心の交流を描いた短編映画『初めての珈琲』を撮影し、2021年から本格的にこの映画とともに台湾珈琲を日本全国の皆さんに知ってもらうべく活動を開始。『台湾珈琲祭』と言う企画では2021年〜2022年にかけて日本全国60軒以上の珈琲店に協賛をいただき『初めての珈琲』の上映、1000kgを超える珈琲豆を日本に輸出。

HP: https://www.taiwancoffee.tw/ja

PICKUP

ライター:編集部

『古淡-KOTAN-』淡路島|「よみがえり」を体現する宿の特別な魅力(後編)

台湾珈琲って一体なんだ??台湾をまた好きになるコーヒーの話し ~台湾珈琲Vol.…

ライター:yumeka

香りと、旅をする。〜淡路島|お香の長くて深い歴史〜

【八王子蒸溜所#02】「トーキョー」のクラフトジンを目指して