季節を共有できるパンの魅力|パンと旅する。
es-pom webマガジン編集部です。
パン好きデザイナーmaaya.さんから今回も素敵なコラムが届いています!パンと旅をする週末も楽しいのではないでしょうか??
ぜひお楽しみください!
「季節」を楽しむパンを探そう
桜が咲いた時期、パン好き仲間の皆さんとパン屋さん巡りの後、近くの公園で “お花見パン会” をしました。
みんなでシェアパンするこの時間が本当に大好きで、有名店のパン達がズラリと並ぶ光景は圧巻でしたよ〜!
パンはちょっとしたお渡しものにも、友達と集まる「〇〇会」にも持っていきやすいものです。また、お花見パン会では、形や色味から桜を連想させるパンがありましたが、季節を感じられるのもパンの楽しみ方の1つでしょう。
皆さんもパンを通して季節を感じてみませんか??
お花見パン会で出会った「桜」なパン
さて、せっかくなので私がお花見パン会で出会った「桜」なパンをちょっとご紹介!
まずは清澄白河にある、行列のできるパン屋さん〈Boulangerie MAISON NOBU〉さんのよもぎ桜あんぱん。(以下、NOBUさん)
よもぎを練り込んだ鮮やかな緑色のパン生地の中には、桜の葉を纏った、なめらかな口当たりのこしあんが包まれています。桜餅になるか、桜あんぱんになるかの境目のような、桜を目一杯感じられるパンでした。
次に、上野にひっそりと佇むパン屋さんが、〈B2D〉さんです。付近には桜の名所でもある上野恩賜公園があります。
店舗に足を運んだ私ですが、まず入ってすぐに、美術館のように並べられたパン達と桜で埋め尽くされた大きなアートパネルに目を惹かれました。上野という立地から、ショップカードにも桜がモチーフになっている素敵なお店です。
春の限定パンとして「桜とピスタチオ」のパンを口にしました。
しっかりとピスタチオを感じられるバタークリームの左端に、控えめに咲く桜がとってもチャーミング!「桜とピスタチオ」は、バゲット生地にこれでもかと桜の葉が練り込まれているんです!姿からは想像もできないほど、桜をたっぷり堪能できますよ。
おわりに
今回実際に桜を見たり、桜パンを食べて、私は「この美しさを共有したいなぁ」と家族が頭に浮かびました。特別感のある桜パンを大切な人へプレゼントすれば、その美しさから幸せの連鎖が起きそうな予感!!
もちろん、他の季節にもそれぞれの良さ、楽しさがあるので季節ごとにパンを楽しんでみてください。ぜひ皆さんも、視覚だけでなく味覚からも “美しさ” を感じてみてくださいね!