五感に触れる、わたしの旅

「好き」は奥深い|くったりベア

「好き」は奥深い

私の趣味は旅行だ。趣味が旅行になったのは、大学を卒業して社会人になってから。

大学生の頃から有り余った時間に海外旅行に行くことがあったので元々好きだったが、社会人になってさらに好きになった。

旅行の良さは、普段とは異なる場所で過ごせるところだと思う。これが私にとっては刺激であり、楽しいと感じる。

普段なら歩かない場所を歩き、乗らない電車に乗り、知らない駅で降りて、行ったことのない店へ向かう。

知らないからこそ調べる手間がかかり、少し骨は折れるけれどそれも含めて楽しい。

私は普段、会社員として毎日通勤をしている。新卒で入社して5年以上同じ部署にいて、幸か不幸か異動したことはない。慣れ親しんだ業務は大幅に変わることはなく、体が覚えていると言ってもいい。その一方で刺激もない。

勿論、通勤先も変わらないから同じ時刻に同じ駅から同じ電車に乗って同じ場所へ行く。毎日が同じことの繰り返し、安定しているといえば響きはいいが、どこか物足りない

だから、私は旅行が好きなのだろう。安定した、決まりきったルーティンのような毎日を脱したい、と思っているのかもしれない。

だから、出張のある仕事をしている人が羨ましいなと思う。ワーケーションという言葉も自分にはなじみがないけれど、してみたいと思うこともある。元の性格が飽き性だから、同じ場所にずっといるということが根本的に好きではないのかもしれない。

旅行に行く頻度は年に最低2,3回だ。一時期は毎月のように行っていたこともある。国内旅行も海外旅行もどちらも好きだ。

旅行に限らず自分が好きなものについて、好きな理由を考えると自分という人間が見えてくる、よりはっきりとした輪郭を伴って。

自覚がなくても無意識に何かを好んだり、選ぶことには何かしらの理由がある。

自分の胸に手をあてて、自分の好きなものについて考えてみる。自分探しの永遠の旅が始まる

-END-

    Writer:くったりベア

普段は普通の会社員、ときどきライター。アイドルのライブに行ったり、好きな画家の展示を見に旅行をしたり。自由気ままに過ごしながら、日々考えたことを書いています。

PICKUP

〈前編〉日常から離れる。「山暮らし」とは?|山座熊川・福井県若狭町

『古淡-KOTAN-』淡路島|「よみがえり」を体現する宿の特別な魅力(前編)

ライター:編集部
ライター:編集部

カルチャーと暮らし方を知る旅へ 前編|SPICE MOTEL OKINAWA

ライター:編集部
ライター:編集部