世界でも珍しい「お湯につからない温泉」!?砂蒸し風呂の魅力
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300年ほど前から続く入浴法の一つ、砂蒸し風呂。鹿児島の『指宿(いぶすき)』は砂蒸し風呂の人気スポットです。
この記事では、「お湯」に浸からないという何とも珍しい砂蒸し風呂の魅力についてまとめています。
「指宿」ってどこにある?
指宿(いぶすき)は鹿児島県薩摩半島の最南端にあります。
鹿児島県内での主要な駅である鹿児島中央駅から電車で1時間の場所に位置しており、九州以外の地から足を運ぼうと思えばアクセス面のハードルがやや高め。
しかし、そんなハードルを超えてでも指宿に行きたいという旅行客も多く、彼らの目的はなんといっても「指宿温泉」。とりわけ世界的にも珍しい「砂蒸し風呂」は絶対に味わいたい温泉です。
海岸に湧出した温泉で温められた砂はじんわりと熱を帯びており、身体を芯から温めます。
デトックス効果があると言われており、美肌やリラックスなど美容にも嬉しい効果が期待できますよ。
参考:いぶすき観光ネット・すきが集まりすきを極める町いぶすき
砂蒸し風呂の入り方
砂蒸し風呂に入る前に、まずは浴衣に着替えます。
準備ができたら、頭に敷くタオルを持って、いざ砂蒸し場へ。
砂蒸し場では、係の人が全て誘導してくれるので、あとは指示に従うだけ。
砂の上に仰向けになると、係の人がどんどん身体の上に砂をかけてくれます。
泥だらけになるまで砂場で遊んだ幼少期を思い出すような不思議な感覚……。
首から下が砂で埋まったら、そのままじんわり身体が温を温めます。
10〜15分ほど経ったら砂から出て、汗と一緒に身体についた砂を洗い流して砂蒸し風呂の入浴は終了です。
まさにその土地と「一体化」。大地を感じる砂蒸し温泉
砂蒸し風呂の温度は、50度~55度前後。
一般的な岩盤浴が40~60度程度なので、丁度同じくらいの温かさと思うと分かりやすいですね。
海の砂浜って裸足で歩くと火傷するような熱いイメージがあるからか、凄く熱いのでは?と思われがちなのですが、意外とサウナ(一般的に80度)よりも穏やかなんですね。
砂に埋もれる感覚は、他の場所では味わうことができない感覚。
地面と一体化し、まるで自分が大地の一部に取り込まれるような……。
砂の重みも相まって、動きも制限されますから、
自分の「脳」や「心」が研ぎ澄まされるような感覚です。
10〜15分という短い時間ですが、
忙しい現代生活で自分とだけ向き合う時間をこれだけ確保できるのは貴重なものです。
大自然と自分を隔てるのは1枚の浴衣だけ。
大地と一体化できる砂蒸し風呂は、自然の恵みが私たちに与えてくれる究極の「アーシング」の場でもありますね。
ー END ー
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