ナマケモノ人間の休日|はしもと ももこ

ナマケモノ人間の休日

私の記念すべきエッセイ第一弾は、“ナマケモノ人間”という奇天烈なタイトルで幕を開けた。ちなみに、私の中で“ナマケモノ”はゆっくり丁寧に生きているイメージがある。

真似をして皿洗いや洗濯、ご飯やお風呂、当たり前にしていることをゆっくり丁寧にしてみると時間を大切に出来て少しだけ良い気分に。

小さなことだけどそんな瞬間にも好きを感じる。

好き繋がりでいうと、私は子供の頃“忍者”になりたくて低い塀の上を走りいつも見えない敵と戦っていた。

忍者が終わると野球やサッカーをして遊んでいたのでよく男の子と間違われていた。

その頃を思い出して久しぶりに“バッティングセンター”に出かけた。(忍者になる勇気は流石に無い。)

夏の暑さの中バットを振る時間は楽しくて、汗だくで飲んだレモンティーも設置されていた扇風機の風にあたるのも最高だった。

見事に次の日は筋肉痛に襲われたが(ナマケられる理由も得られて、一石二鳥。)、それを上回る楽しさがあったので、かっこ悪くても自分の好きなことをすると満足出来ると思った。

味をしめたので次回のエッセイも自分の好きに向かって行動してみたい。

-END-

    Writer:はしもと ももこ

宮城県東松島市出身。人の命や自然の美しさを歌詞で表現。優しさや切なさも感じる淡い声で歌いあげるシンガーソングライター。

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