お香には厄除けの効果がある!?運気を上げるお香の選び方と使い方
お香には厄除けの効果があることを知っていますか?リラックスしたいときやぐっすり眠りたいとき、様々なシーンで使用されるお香ですが、厄除けや浄化の効果も持っています。好きな香りで癒されながら厄除けができたらお得な気持ちになれますよね。
お香で厄除けをしたいときには最適なお香を選ぶこと、正しい使い方を知ることが大切です。風水を取り入れることでお香の厄除けの効果をアップさせることもできますよ。運気を変えるお香で、邪気を祓い自分自身も清めてみてはいかがでしょうか。
Contents
お香で厄除けができる理由を知るために…お香の歴史とは?
日本で最も古いお香の記録は、流れ着いた香木を薪として炊いた人々がその高貴な香りに驚いたというものです。仏教とともに大陸から伝えられたお香は、もともと宗教に結びついたものでした。お香はどうやって日常的に使用される身近なものになったのでしょうか。
中国から日本へ〔祈りの香であったお香〕
飛鳥時代にお香は中国から仏教とともに日本に伝わりました。その頃は一般市民が使えるものではなく、流れ着いた香木も朝廷へ献上されたといわれています。奈良時代になると、お香は宗教的な意味合いを持ち、神聖な儀式や仏前を清め邪気を祓うものとして利用されました。祈りとともに使用されたお香は、人々の日常で使われるようになります。
祈りから雅へ〔香りの効果を楽しむように〕
平安時代になるとお香は宗教とは切り離され、貴族の間で楽しまれるものになりました。着物に香りを移したり部屋を香らせたりと、現在でいう香水やルームディフューザーのようですね。
その後、日本には仏教の宗派が揃い禅宗の影響で武士たちの間にもお香は広がっていきました。仏前での焼香が広まったのも禅宗によるものです。こうしてお香は使われる人や場所を広げ続け、現代の香木の香りを楽しむ芸道である香道に繋がったのです。
お香の厄除けの効果〔沈香の十徳とは〕
香木の中で最も有名な「沈香」には、古くから10個の徳があると言い伝えられてきました。
【沈香の十徳】
1.感格鬼神 感覚が研ぎ澄まされ集中できる
2.清淨心身 身も心も浄化する
3.能除汚穢 穢れや汚れを取り除く
4.能覺睡眠 眠気を覚ます(眠りを誘うという解釈もある)
5.静中成友 孤独なときに安らぎを与えて癒してくれる
6.塵裏偸閑 忙しいときにも心を和ませくつろぎを与えてくれる
7.多而不厭 多くあっても邪魔にならない
8.寡而為足 少なくても十分香りを放つ
9.久蔵不朽 長い年月保存してもいたまない
10.常用無障 常用しても害がない
沈香には「身も心も浄化する」効果や「穢れや汚れを取り除く」という厄除けの効果があることを知ることができますね。
お香で厄除けをして運気を上げる!厄除けに最適なお香
多くのお香には厄除けや浄化の効果がありますが、特に効果的なお香は「沈香」「白檀」「ホワイトセージ」といわれています。厄除けに最適な3つのお香の特徴を知ることで、シチュエーションに合わせて他の効果も取り入れてみましょう。
空気を浄化、心も鎮める『沈香』
十徳がある「沈香」は、厄除けの効果以外にも空気の浄化や心を落ち着かせる効果が大きいとされています。「沈香」は原木に外的要因による傷ができ、それを治すために集まる樹木の成分が長い期間を経て変化して香るものです。「沈香」の中には最高級の香木である「伽羅」が存在します。甘みや酸味が複雑に混ざり合った深みのある香りが特徴です。
精神安定、鎮静作用もある『白檀』
「沈香」と並んで有名な香木「白檀」。厄除けの効果以外にも精神を安定させリラックスする効果、鎮静効果や血行促進の効果もあります。女性に嬉しい効果として、冷え性やむくみも改善してくれます。「白檀」はサンダルウッドとも呼ばれ香水でも有名な香りですよね。甘みのあるミステリアスな香りで、香りの持続時間も長いといわれています。
抗菌作用、リフレッシュもできる『ホワイトセージ』
「ホワイトセージ」は聖なるハーブとも呼ばれ、古くからネイティブアメリカンに愛されてきました。神聖な儀式で使用されてきた「ホワイトセージ」は、その煙が邪気を祓い人々や空間を清めてくれるといいます。厄除けや浄化の効果以外にも、リフレッシュ効果や抗菌作用なども持ち合わせています。
ハッカに似た爽やかな香りですが、人によっては香りが強いと感じることもあるそうです。自分に合う香りか確かめてから使用するようにしてください。
お香で厄除けをする方法〔風水を取り入れて効果を上げよう〕
お香には厄除けの効果があることが分かりましたが、お香の使い方や置き方に風水を取り入れるとさらに効果的になります。お香の正しい使い方を知って、厄除けや浄化をし、運気を上げるために活用してみてはいかがですか。
北東の玄関に置くお香でいい気の流れを作る
北東は風水では火を使うことをプラスのエネルギーに変えてくれる方位です。日本では多くの家が北東に玄関のある構造になっているため、玄関でお香を炊くことでいい気の流れを作ることができます。お香の効果を高めるためには、置く場所や焚く場所も意識することがおすすめです。
お香の色で運気やエネルギーの高まりも
お香の色自体でも効果が変わってきます。グリーンのお香には運気が上がる効果、ブルーのお香にはエネルギーが高まる効果があるといいます。風水では東南の方角が香りを司る場所なので、お香を東南に置くとさらに効果的ですよ。各部屋の東南をさす位置にお香を置くだけでも効果があるといわれています。
7時から11時のお香でいい気を呼び込む
お香は眠る前などのリラックスの時間に焚くイメージが大きいですよね。しかし厄除けや運気を上げる目的では、午前7時から11時の間に焚くことがいいといわれています。風水で「辰の刻」「巳の刻」と呼ばれる時間帯は、いい気やご縁を運んでくれる時間です。お香の厄除けの効果を上げるためには時間も意識してみるといいでしょう。
まとめ
厄除けに最適なお香の選び方や使い方についてご紹介しました。お香には様々な効果がありますが、厄除けや浄化といった効果については知らなかった人も多いのではないでしょうか。
広く知られているリラックスや安眠などの効果と一緒に、心身の浄化やお部屋の浄化をしてみることもおすすめです。置く場所や焚く場所、時間なども意識してお香の厄除けの効果を上げてみましょう。好きな香りを楽しみながら、いい運気を呼び込むこともできますよ。