フラワーロスの理由とは?【花で生活を豊かにできる】個人の取り組みを

「フラワーロス」の理由をご存知ですか?

イベント、結婚式など様々なイベントで使用された花が、まだ元気に咲いている状態で捨てられてしまうのです。また、生産された花が消費者の手に渡ることなく廃棄されてしまうこともあります。

フラワーロスを減らすために、国や自治体は多くの取り組みをしています。私たち個人でできる取り組みも存在するのです。

自分では花を飾ったことがない、どう育てていいかわからないという方も、大切な人へのプレゼントとして花を購入してみてはいかがでしょうか。

フラワーロスとは?理由と花の廃棄の問題点を知ろう!

フラワーロスが発生してしまう理由はなぜなのでしょうか?フラワーロスの理由・現状を知ることで、この問題を早期に解決しなければならないことがわかると思います。

フラワーロスがどうして起こるのかを知ることで、改善策や私たちにできる取り組みも見えてくるでしょう。

フラワーロス=捨てられてしまう花

結婚式やイベントでは、一度だけ使用された花がそのまま捨てられてしまうのです。また、花屋さんでは、在庫の保管場所がなく売れ残ったものを廃棄しなければならないことも。

「なまもの」である花は、生産者から生花店に輸送する間にも傷んでしまいます。茎の長さや、花の形で買取してもらえず、最初から捨てることになってしまう花も存在するのです。

さらに、コロナ禍により行われるはずであったイベントの多くが中止になったことも大きな理由の一つです。フラワーロスの理由はもともと様々でしたが、コロナ禍でその問題が顕在化したといわれています。

フラワーロスの理由と問題点

フラワーロスの一番の理由は、花き業界が「プロダクトアウト型」であることです。プロダクトアウトは、消費者のニーズに合わせて商品を作るのではなく、生産者が好きなものを作ることをいいます。

つまり、需要と供給のバランスが難しく、消費者のニーズに合わない花は全て廃棄されてしまうのです。

実際に、花き業界では、仕入れ量の30−40%の花が廃棄されているといいます。その経済損失は年間で約1500億円。フラワーロスが経済へ大きな影響を与える理由として問題点にもなっているのです。

フラワーロスの理由は様々な状況が重なっていることがわかりました。

では、国や自治体はフラワーロスを減らすためにどのような取り組みをしているのでしょうか。一般企業の中にもフラワーロスの理由を知って、その削減のために独自の方法で取り組んでいる企業も存在します。

農林水産省のプロジェクト

フラワーロスの大きな理由がプロダクトアウト型であるという理由から、農林水産省は「花いっぱいプロジェクト」を実施しています。日本でコロナ禍の影響が大きくなった2020年3月から開始。

「花いっぱいプロジェクト」は、国民に花や植物の消費を促すことを目的としています。公式サイトでは、プロジェクトに賛同する店舗やイベント、フラワーロス削減に取り組む地域や企業などを紹介。YouTubeチャンネル「BUZZ MUFF」にてPR活動も行っています。

参考:花いっぱいプロジェクト:農林水産省

地方自治体のフラワーロス対策

地方自治体では「花いっぱいプロジェクト」に賛同した様々なイベント、取り組みを行っています。こちらも農林水産省の専用ページから詳細を見ることができますよ。

最近では、抽選でフラワーギフト券のプレゼントをしたり、フラワーフォトコンテストをインスタグラムで開催しています。

参考:フラワーロス削減への業界・地域・企業等での取組:農林水産省

フラワーロスへの企業の取り組み

フラワーロスの理由から、その削減のために取り組んでいる企業は様々です。

RINではフラワーサイクリストが廃棄の対象となってしまった花をドライフラワーにして二次活用する活動を行っています。「花のロスを減らし 花のある生活を文化にする」を目的とし、資生堂グローバルイノベーションセンター、ルミネエスト新宿、ラフォーレ原宿​​の空間装飾にも取り組んでいるのです。

参考:株式会社RIN

株式会社ジャパン・フラワー・コーポレーションでは、「2020スマイルフラワープロジェクト」を立ち上げています。

廃棄予定の花を生産者から直接買取し、ECサイトで販売。これまでに累計100万本の花を救出することを可能にしました。

参考:ジャパンフラワーコーポレーション

フラワーロスを減らす!理由を知ったら…個人でできることを

フラワーロスの理由を知ることで、自分自身でもできる取り組みはたくさん見えてきます。

プレゼントに贈ってみる、自宅に飾る、フラワーアレンジメントに挑戦するなど花を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

生産者から直接購入する

フラワーロス削減のためにECサイトなどを利用して、生産者から廃棄予定の花を買い取ることもできます。先ほど紹介したRINやジャパン・フラワー・コーポレーションからも購入できますよ。

さらに気軽に花を生活に取り入れたい方は、定期便やサブスクも存在します。

「bloomee(ブルーミー)」では、茎の長さが足りない、曲がってしまったなどの理由で廃棄されてしまうお花をポストに入るサイズの花束にして届けてくれるのです。体験プランは550円(税込)+送料275円ととてもリーズナブルなので、花を購入したことのない方にも試しやすいですね。

ポストに入るサイズなので3本からのお花が届きます。小さな花瓶一つで飾れるため、初心者の方にも嬉しいのではないでしょうか。

参考:ブルーミー

フラワーロスのマーケットに行く

ロスフラワーを専門に販売するフラワーマーケットも存在します。「花屋さんに行くのは好きだけど、たくさん買うには少し高価だな…」と思っている方も多いのではないでしょうか。

東京・渋谷のTRUNK(HOTEL)では、週に一度「ソーシャライジング フラワーマーケット」を開催しています。一度使用された花の新鮮さを失わないよう、前日から水切りをして美しい状態をキープ。廃棄されるはずの花がとてもお手頃な価格で購入することができますよ。

普段は少し高価で買えないボリューミーな花束も、500円などで販売しています。

参考:TRUNK(HOTEL)

まとめ

一度イベントなどに使用された、茎が少し短い…そんな理由だけで、まだ綺麗に咲いている花が捨てられてしまうことは悲しいですよね。フラワーロスは経済損失の面でも重大な問題点を抱えています。

フラワーロスの理由を知ることで、私たち個人でもできる小さな取り組みを行ってみましょう。花はリラックス効果や認知能力の改善にも良い影響があることがわかっています。花を取り入れることで生活を豊かなものに。一人一人が小さなことを意識するだけで、フラワーロスの理由は改善され花の命を救うことができるのです。

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