つくり手に思いを馳せる|パンと旅するVol.5
こんにちは!
パン好きデザイナーのmaaya.です。
皆さんは普段、自分が手にしたモノをつくった人が「なぜ・いつから・どんな思いでつくっているのか」考えたことはありますか?
今回は “つくり手に思いを馳せて、心で味わうススメ” についてお話します。
北欧スタイルのベーカリー「BRØD」
北欧のパン作りの伝統とトレンドを応用したサワードウベーカリー・〈BRØD〉さん。
デンマーク出身のオーナーシェフ・クリスティーナさんは、日本のパンが体に合わなかった娘さんのために、慣れ親しんだサワードウブレッドを作り始めたんだそう。
栄養価の高さや消化の良さから、健康に良いパンとして日本でも注目されていますよね。
そんなBRØDさんを知ったのは、谷根千エリアにあったベーカリー〈VANER〉さんがきっかけ。
北欧仕込みの本格シナモンロールが特に好きだったのですが、2022年に閉店。そのVANERのベイカーの1人が、新しくオープンするBRØDにいると聞いたのです。
そして今年5月、渋谷で開催されたさくらパンまつりにBRØDさんが出店されていて、そこでようやく元VANERのベイカーさんとお話することができました。
パンの修行をしに、北欧へ
サワードウベイカー 齋藤 朗人さん。
「VANERの人たちと出会ったことで、今の自分がいる。サワードウの魅力にハマり、サワードウベイカーとしての今後を考えています。」
と、齋藤さんは話します。しかし、これまでVANER〜BRØDと北欧スタイルのお店で働いてきたものの、実際北欧へは行ったことがないそう。
そこでなんと、6月末でBRØDを離れ、デンマーク、イギリスやノルウェーなどヨーロッパにパンの修行へ行くことを決意!
「技術力向上はもちろん、日本より身近にパンがある北欧でのベイカーの働き方や、パンの根付き方を体感したい。」
齋藤さんは、そんな強い決意とともに、自分のお店を開くことへの夢もお話ししてくださいました。
「どこでお店を開くかは未定だけれど、その土地の物を使った、地域の人のためにパンを作りたい。」
本格サワードウが食べられるBRØDさんのこれからも、北欧修行で更にレベルアップしていく齋藤さんのこれからも、本当に楽しみです!
おわりに
つくり手の思いを知ってから味わうパンのおいしさはひとしお。
これはパンや食べものに限ったことではありません。
最近では、そのモノができた背景や込めた思いをSNSで発信してくださっているつくり手さんが増えています。
皆さんもぜひ、 “つくり手に思いを馳せて、心で味わう”をしてみてくださいね!
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