八王子の蒸溜所へ行ってみよう!毎日がちょっと楽しくなるお酒の話 【八王子蒸溜所#0】
「クラフトジンってなに?」
お酒は飲めるけど詳しくない…という人にはハードルのあるワードかもしれない。
でもまあ、そんなことは置いといて…!
休みの日に
「新しい何か」に触れる瞬間や時間
として八王子に足を運んでみるのをおすすめしたい。
八王子市、狭間駅という場所に位置するのが〈八王子蒸溜所〉。
ジントニックやジンソーダ、飲んだことがあって抵抗感がなければ問題なし!
もちろんまだお酒が得意じゃない人だって。
蒸溜所を観て、見学するだけで楽しめる。
それが蒸溜所めぐりというもの。
今回蒸溜所やジンについて説明していただいたのは八王子蒸溜所代表・中澤眞太郎さん(株式会社 大信)。
2021年12月に蒸溜所を立ち上げ、現在まで
「トーキョーハチオウジン クラッシック/エルダーフラワー」などの製品をリリースしてきた。
八王子蒸溜所では月に2回3部制で見学も行われている。
いわゆる〈蒸溜所ツアー〉という形で蒸溜所内の見学、テイスティングまでを90分で行う。実際に製造をしている方が説明にまわるとのことで、かなり贅沢で充実した時間が待っている。
「よく蒸溜所の見学というと、バーテンダーさんやお酒に詳しい方だけ、というイメージが強いですよね…。ですが全くそんなことはありません。全然ジンを知らない人や建物が気になって申し込んだ、という近所の人だっていらっしゃいますよ(笑)」
TOKYO HACHIOJI DISTILLERY
場所は東京都八王子市。蒸溜所最寄りの狭間駅から徒歩8分ほど。
ひらけた道に住宅が立ち並び、突如として現れるのが八王子蒸溜所である。
ガラス面も多く、中の蒸溜機などが外からでも覗くことができる。
「こんな場所に…」というのが一般的な反応になるかもしれない。
外観はもちろんだが、内観はもっと印象に残る。それくらいに蒸溜所全体がこだわり抜かれた場所だ。お酒が好きな方でなくても訪れるだけで「ハッ」とする。そんな場所。
この日は蒸留機も動いており施設内を見学させていただくことができた。
基本的に蒸溜機はコンピュータ管理で自動化されている。
蒸溜機内に光を入れていただき中を覗くと…まさに今クラフトジンが作られている!
手に触れられるわけではないが、目の前で作られているとなると「体験」に近い感動を得られる。
そしてお待ちかねの館内の見学…!
2階へ上がるとバースペース。奥へ行くと広いテーブルスペース、となっている。
バースペースの後ろから下を覗くと、蒸溜機などを見ることも。
細かな装飾にも気を使われていて、空間自体に感動を覚える。
忙しない日常から少し離れられる…そんな瞬間になるかもしれない。
ジンってこんなに違うんだ!
蒸溜所のバーには、実は大手メーカーのジンから中澤さんがはじめてクラフトジンに衝撃を受けたというフランスのジンまで置いてある。
「〈うちの商品だけを〉ということではなく、ジンを広く知っていただき、ジン全体の魅力が伝わって欲しいなと。もっと気軽に楽しんでほしいという思いがあります。」
実際お話を伺い中でも難しい部分はあまり無く、体験自体は本当に知識の有無に関わらず、気軽に楽しめるものになっている。
トーキョーハチオウジンを含めた3種類のテイスティングをさせていただいた。
ただ、味の違いを知るということもそうだが、八王子蒸溜所が何を目指して、どのように1本のボトルに落とし込んだのか、初めての方でも伝わるものになっている。
そして「ジン」と聞けば代表的なカクテルは「ジントニック」。テイスティングでは、ストレートだけでなく、少量のトニックウォーターを合わせて違いを確認する。
これまた違う印象が感じられる。アルコール感が苦手な人でも楽しめるのがジントニックのいいところ!
ジンを楽しむ入り口としてまずはお店で注文してみてもいい。
そして中澤さんの人生に大きな影響を与えたクラフトジンまで。ただ味わうのではなく、バーカウンターを挟んでさまざまな話も聴きながら楽しめるのが八王子蒸溜所。
蒸溜所見学のいいところかもしれない。
Gin Bel Air|ジン ベル エール
…ディスティレリ・ド・パリは2015年、世界的な蒸留酒のコンサルタント、ニコラ・ジュレス氏によりパリ10区に設立されました。仏領レユニオン島のボタニカルの魅力をふんだんに表現したジン。
お酒の楽しみ方を聞いてみよう!
ーおうちでお酒を楽しむコツを教えてください!
中澤:まずコンビニで売ってる氷を買ってみてください。冷蔵庫の製氷器でできる方じゃなくて、その氷を使うだけで、美味しいものができますよ!
ートーキョーハチオウジンに合うおつまみってありますか?
中澤:じゃがりこを推してます(笑)とはいえ、基本的にはよくあるナッツ類やビターなチョコ、普通のおつまみで大丈夫ですよ!場面に合わせて自分で好きなものをチョイスすればいいと思います。
ー多くの人にジンを手軽にと。
中澤:そうですね、だから、うちの商品っていう狭い範囲だけを知ってもらっても、面白くないというか。もっとジンっていうのは面白いよ、その中で、うちはこういうものを作ってますよっていう。ジンというものを幅広く知ってもらいたい。そこが楽しいところかなと思います。
ー若い世代、お酒に詳しくなくてもまず飲んでみるといいかもしれませんね!
中澤:そうですね!ジンはポップな感じです。カジュアルで明るいお店でも取り扱うようになりました。若い方も結構気軽に飲まれているという印象がありますしね!もちろんジン専門のバーもあります。どんどん若い世代での広がりが出てきたら嬉しいです。
と言うことで、本編はこちらから!
↓
【八王子蒸溜所#01】八王子にクラフトジンの蒸溜所ができた日
INFORMATION
東京八王子蒸溜所
2021年12月より始動。 “トーキョーハチオウジン” は、ジンのスタンダードと言える、ロンドンドライジンに引けを取らないトーキョードライジンをここ東京八王子で、という代表者中澤の想いから生まれました。 世界中でジンが見直され、地域性や、ボタニカルでの差別化を試みた様々なクラフトジンが誕生するなか、 あえてジンとの出会いという原点に立ち戻り、今求められる新しいスタンダードな姿をお届けしていきます。
住所: 東京都八王子市椚田町1213-5
HP: https://hachioji-distillery.jp/