心も体も癒される!ハーブを取り入れてリラックスするおすすめの方法
ハーブを使用することでリラックスできるということは知っているけれど、どうやって使うのがよいのか、どれを選べばよいのかわからない…という人は多いのではないでしょうか。
リラックスするためにハーブを取り入れる方法は主に、ハーブティーとして飲む口から取り入れる方法とアロマテラピーとして鼻から香りを取り入れる方法の二種類があります。
ハーブにはリラックスできる効果はもちろん、安眠・鎮静作用・自律神経を整えるといった様々な効能も期待できます。
リラックス効果を高めるために、効率的なハーブの取り入れ方を抑えましょう。効能別のおすすめハーブをご紹介しますよ!
Contents
ハーブにはなぜリラックスできる効果があるのか
ハーブとは様々な効能を持った成分を含む植物をさします。植物は自分の身を守るために色素や香り、苦味といった成分を作り出しますが、その中に特に多くの健康に良い成分を含んでいるものがハーブと呼ばれています。
ハーブは薬草として古くから医療に取り入れられてきた歴史があります。その代表的な効能は抗菌作用や免疫力向上、そして不眠改善や自律神経を整えるといったリラックスにつながるものなのです。
口からハーブを取り入れる!ハーブティーでリラックスを高める方法
ハーブが持つ様々な効能を取り入れるために一番おすすめなのは、口から取り入れる方法です。香りも楽しめるハーブティーとして飲めばリラックス効果も高まります。
ハーブの効能を取り入れてリラックスするための効果的なハーブティーの淹れ方を知りましょう。
フレッシュハーブティーのリラックスを高める淹れ方
フレッシュハーブティーとは生のハーブを煮立てて淹れるハーブティーのことです。
新鮮な生のハーブを使用するため、ハーブ自体の持っている効果を最大限引き出せます。
- ハーブの葉はティーカップ一杯分に対して約20枚ほどを目安にしてください。
- ハーブの葉を洗うときに、軽く揉むという一手間を加えるとより成分を抽出できます。
- 水を切ったハーブをティーポットに入れてお湯を注ぎましょう。
※ティーポットに入れるお湯は、温度が低すぎるとハーブの成分を抽出できないため90℃から100℃を目安に沸騰させたお湯を入れましょう。
- 蒸らす時間はハーブにより違いがありますが3分〜5分を目安に蓋をして蒸らせば完成。
ドライハーブティーのリラックスを高める淹れ方
ドライハーブティーとは乾燥させたハーブを使って淹れるハーブティー。
新鮮なハーブに比べると香りが弱い、蒸らす時間が長いといったデメリットもありますが、ドライハーブは保存できる期間が長く、ティーバッグの状態で販売されているハーブティーは初心者でも挑戦しやすいというメリットもあります。
・ドライハーブはティーカップ一杯分に対してティースプーン1.5杯ほどを目安にしてください。
・ティーポットを使用する場合は200mlのお湯に対して小さじ1杯分になります。
・カップまたはティーポットにドライハーブを入れ、フレッシュハーブティーと同様の温度の熱湯を注ぎます。
・10分〜15分蒸らして完成です。
リラックスしたい時間にハーブティーを取り入れる
ほっと一息つきたいときは午後のティータイム、疲れを感じたときは一日の仕事や家事の終わり、ゆっくり眠りたいときはベッドに入る前にというように、「自分が一番リラックスしたい時間」にハーブティーを飲むようにしてみてくださいね。
香りでハーブの効果を取り入れる!効果的なアロマテラピーの方法
次にハーブのリラックス効果を取り入れるのに効果的なのは香りを嗅ぐアロマテラピーです。アロマテラピーで使われる精油(エッセンシャルオイル)とは、ハーブから有効成分を抽出したオイルのことをさします。
アロマテラピーは香りを嗅ぐことでハーブの効能を鼻から脳に直接働きかけることができ、また、精油を体につけることで皮膚からも有効成分を吸収することができます。様々な方法があるアロマテラピーですが、中でも始めやすいアロマテラピーの方法を大きく3つに分けてご紹介します。
ハーブを吸入するアロマテラピー
アロマポットやハンカチ、ティッシュなどに精油を1〜3滴たらして鼻や口から吸い込む方法です。ハンカチやティッシュは枕の下に入れると眠る時にリラックス効果を得られます。
また、簡単に香りを拡散してくれるアロマディフューザーやアロマキャンドル、寝具や部屋にスプレーできるアロマスプレーも便利でおすすめです。
ハーブに浸かるアロマテラピー
湯船やお湯をはった洗面器などに精油をたらして浸かる方法です。全身浴の場合は1〜5滴、足湯などの部分浴では1〜3滴の精油を目安に入れるようにしてください。
ゆっくり湯船に浸かること自体でリラックスできますが、精油を使うことでさらにリラックス効果を高めることができ、ハーブの効能も取り入れることができます。
ハーブを肌につけるアロマテラピー
洗面器のお湯に精油を入れてタオルを浸し、体の不調を感じる部分にあてる方法です。また、普段使っているスキンケアに精油を1〜2滴混ぜて使用する方法もあります。
ただし精油には顔には使えないものもあるため注意してください。
心身の調子を整える!リラックス効果のあるおすすめハーブ
ハーブには数多くの種類があり、その効能も様々です。リラックスできる効果を持つハーブには、安眠や自律神経を整えるなどの効能も期待できますよ。リラックス効果のある代表的で入手しやすいハーブをご紹介しますね。
リラックスして安眠効果のあるハーブ
・ラベンダー
ハーブやアロマテラピーの中で一番有名とも言えるラベンダーには、緊張をほぐしてリラックスできる、安眠できるといった効能があります。柔らかくもすっきりとしたフローラルの香りは心を落ち着かせてくれます。ラベンダーはハーブティーよりもアロマテラピーとしての使用がおすすめです。
・カモミール
カモミールには不眠を改善してくれる効能があります。また体を温めてくれる、抗菌・抗炎症作用などの効能もあります。りんごのような甘くフルーティーな香りです。ベッドに入る前にハーブティーとして飲むとリラックスして眠りにつくことができますよ。
・オレンジフラワー
「ネロリ」と呼ばれ香水でもよく使われているオレンジフラワーには安眠、鎮静効果があります。甘い香りの中に柑橘系の爽やかさが混ざった香りです。ハーブティーで飲む場合には少し苦味が強いため、ハチミツなどを加えてみてください。
リラックスして自律神経を整えてくれるハーブ
・リンデン
風邪のひきはじめにハーブティーとして飲むことで知られているリンデンには精神的なストレスを和らげ、緊張をほぐしてくれる効能があります。甘いフローラルの香りで、ハーブティーにして飲むと頭痛を緩和してくれるといった効能もあります。
・レモンバーム
レモンのような爽やかな香りのレモンバームには、ストレスによる緊張や不安を鎮めてくれる効能があります。香りが良いため入浴時に精油をお湯に混ぜることで、リラックス効果が高まるのでおすすめです。
・パッションフラワー
自然の精神安定剤とも呼ばれるパッションフラワーには、鎮痛や鎮静作用の効能があり、安眠にも効果があります。草木のようなお茶の香りがしますが、ハーブティーにすると癖がなく子供から高齢の方まで安心して飲めるハーブとして知られています。
まとめ
このようにハーブを生活に取り入れることでリラックス効果だけでなく、安眠や自律神経を整えてくれるといった健康に関する効果も得られます。
特にハーブティーや吸入法のアロマテラピーは初心者の方でも始めやすいので、自分の状況にぴったりのハーブを見つけて心身をリラックスさせましょう。ハーブを知ることで普段のリラックスタイムが、健康につながる効果のある時間に変わりますよ。