五感に触れる、わたしの旅

結婚指輪の適切な値段とは|みずき

「結婚指輪は給料三ヶ月分」なんて、だれが決めたんだ。

そんなことを言っている指輪の値段には、相手に対する愛とかそんなものはなくて、見栄しか残っていないような気もする。

かつて付き合っていた人は、三十万円の指輪を婚約者に贈った上司のことを「安い、ダサすぎる」と言っていた。

わたしは二万円くらいのやつでも充分喜ぶと思う。

なんでこんなに人は「物」に執着しているんだろう。どうせ給料三ヶ月分使うなら、旅行とか何か体験することに使った方が楽しそうじゃない?物なんて、失くすし壊れるし不確かな気がする。

ところで給料って、「自分の命の時間を売ってもらったお金」とも考えられる。じゃあ自分の三ヶ月分の命が君への思いだよってことなのか?それやと安くない???(文句多くてごめんなさい)

一生かけて幸せにするって誓いはどこへ行ったんだ!

指輪といえば、後ろふりかえったらひざまずいて指輪ぱっかーんってされるプロポーズって憧れるよね。

給料三ヶ月分でも数百円でもなんでもいいけど、欲を言えば「エピソード」がセットになっていた方が、きっとつけていて楽しいし指輪を見るたび幸せな気持ちになれると思う。

その「エピソード」を買うための値段に給料三ヶ月分が必要なら、働くことも楽しくなりそう。

-END-

    Writer:みずき
  • 滋賀県長浜市出身。リゾートバイトやワーホリ制度などを生かし、相棒のフィルムカメラを片手に旅をしながら働く。日常の中で感じたことを写真や文章で表現。

PICKUP

〈前編〉日常から離れる。「山暮らし」とは?|山座熊川・福井県若狭町

ナマケモノ人間のふるさと愛|はしもとももこ

ライター:はしもとももこ
ライター:はしもとももこ

『古淡-KOTAN-』淡路島|「よみがえり」を体現する宿の特別な魅力(前編)

ライター:編集部
ライター:編集部