20代女性がかける保険料の平均は?最適な保険計画や保険以外の選択肢も
20代女性で保険に入っている人は全体の約5割と言われています。保険といってもたくさんあるし、実際どのような保険が必要かはわからないですよね。
20代女性は転職、結婚、出産などライフステージがどんどん変化する可能性が高いです。まだ見ぬ未来に柔軟に対応できる保険を選びましょう。
ここでは、20代女性がかける保険料の平均をはじめ、ライフステージに応じて必要な保険計画についても解説していきます。保険以外の未来の不安を解消する方法もぜひ参考にしてください。
Contents
あなたはどれくらい?20代女性が保険料に払う平均の金額とは
実際、20代女性が保険料を払っている平均額や保険の加入率はどのくらいでしょうか?
「今払っている保険は高すぎていないか」「勧められた保険に入るべきか」など保険の悩みを抱えている人はぜひ参考にしてください。
20代女性の保険料の平均と加入率
「2022年(令和4)年度生活保障に関する調査」によると以下の通りです。
20代女性の平均年間生命保険料 | 9.6万円 |
20代女性の生命保険加入率 | 57.1% |
(公財)生命保険文化センター 「「2022年(令和4)年度生活保障に関する調査」
20代女性が払っている保険料の平均を月換算すると、約8,000円になります。20代男性は月約10,000円ほどで、同世代の男性より少し少ない結果となりました。
また、20代女性の半数以上の人が、保険に加入していることがわかります。しかし全世代で見ると、20代の保険加入率は一番低く「まだ必要ない」との意見も多いです。
独身女性は保険に入る必要はない?
20代女性の保険に入らない理由として「独身だから」という意見は少なくありません。
しかし独身だからこそ自分のために、もしもの事があった時に備えておくべきではないでしょうか。
他の世代に比べると、20代だと病気の不安は少ないかもしれませんが、ケガなど不慮の事故は誰でも起きる可能性があります。自分の生活を守るために独身でも最低限の保険の加入をおすすめします。
また、20代は保険料が安いので、早めに保険加入することで生涯でかかる保険料を安く抑えられるメリットもあります。
20代女性に最低限必要な保険とは
20代女性でも病気のリスクがないわけではありません。子宮筋腫や子宮頸がんなど女性特有の病気は20代でも発症する可能性があります。
さらに、20代は学生から社会人、結婚、出産など生活が一変する時期です。大きな変化に心と身体がついていけず、精神疾患をかかえてしまう人も多いのです。
まずは、病気やケガに備える少額の医療保険からはじめてみることをおすすめします。必要最低限の保険からはじめることで、ライフステージに合わせて見直しがしやすくなりますよ。
【保険計画へ】20代女性が保険料にかける平均を理解したら…
20代女性が支払っている保険料の平均や、病気・ケガのリスクがわかったら、次は自分に合う保険計画を行いましょう。
もしもの時の備えも大事ですが、今の生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。収入によってどのくらいの保険金額を支払うのが適切なのかを解説します。
保険計画をたてよう!無理のない範囲が重要
保険加入を考えている人は、かけるべき保険料の目安を知りましょう。
家計を圧迫しない年間払い込み保険料は手取りの5%〜7%と言われています。年収200万円で手取りが160万円なら、8万円〜11.2万円。年収300万円で手取り235万なら11.8万円〜16.5万円を目安に考えましょう。
現在は様々な種類の保険が用意されています。全ての保険に加入すれば安心かもしれませんが、その分、保険料も高額になります。保険は継続して支払う必要があるので、どのくらいならずっと払っていけるかを考えて、保険を選びましょう。
公的医療保険でまかえない部分をカバー
日本の公的医療保険は世界的にみても高水準な保険制度です。保険証を提示すれば、医療費が原則3割負担で治療をうけることができます。
他にも様々な給付制度があるのを知っていますか?高額な医療費がかかった場合、超過分の給付を受けられたり、病気やケガで3日以上仕事を休まなくてはいけない時は傷病手当金が給付されます。
保険組合によって給付が上乗せされることもあるので、どんな保障があるかを確認してください。その上で、公的医療保険だけでは不安だなと思うところを民間の保険でカバーするようにしましょう。
参考:マネコミ!20代保険料の平均は?独身・夫婦、収入別で「保険料の目安」を解説
ライフステージで大きく変わる!保険以外の選択肢とは?
他の世代と比べてライフステージが大きく変わる20代。独身と既婚でも必要な保険は変わりますし、出産して子供が生まれるとなるとさらに子供のための保険も考えていかなくてはなりません。
ライフステージによって必要な保険や、保険以外の選択肢についても考えてみましょう。
結婚・出産などで見直しが必要になる…
結婚するとパートナーとの生活も守る必要があります。さらに出産して子供が生まれたら、子供の将来のためになる保険も気になりますよね。
独身時代は医療保険で最低限の保障でも大丈夫ですが、結婚して一緒に生計を支えている場合は「就業不能保険」も検討する必要があります。
子供が生まれたら、万が一の時に子供が暮らしていけるように「死亡保険」や「学資保険」についても考えなくてはいけません。
保険は一度入ったら安心ではありません。国の医療制度も変化しますし、人生の節目節目で見直していく必要があるのです。
保険以外にも貯蓄や投資も視野に
将来の不安に備えられるのは保険だけでありません。おおげさに言えば、貯金が得意で充分な資産形成が出来ている場合は保険はあまり必要ないとも言えるでしょう。保険だけでなく、貯蓄や投資信託などでの資産形成を行うことで、さらに安心できる未来を描くことができます。
まずは小さなところから、月の保険の予算が8,000円だったが5,000円で充分賄えそうなら、残りの3,000円を投資信託で積み立てしていくのはいかがでしょうか。
様々な形で備える事で、将来へのリスクヘッジになります。ぜひいろいろな資産形成を試してみてください。
まとめ
20代のうちから保険に入ることは、保険料が安くなったりメリットもたくさんあります。しかし、将来の不安を考えすぎて、今の生活が充実できなくなるのは非常にもったいないですよね。
自分が何に不安を感じているか、どんな備えが必要かを考えて、無理せず継続できる保険を選ぶことが大切です。
賢い保険選択をすることで、将来の安心感と今の生活の充実を両立させましょう。