お香の匂いの種類って?人気の香りは?自分だけのお気に入りを見つけよう!
「お香」といえば、リラックスできる、おしゃれといったイメージがありますよね。手軽に始められるので、最近はおうちで使ったりプレゼントとして選ばれる方も。
でも商品名だけでは匂いが想像しづらかったり、なかなか自分好みの匂いに出会えないという方もいるのではないでしょうか。
実はお香の匂いの種類って意外とたくさんあり、原料によって香りもまったく異なります。今回は使われている原料からそれぞれの匂いの特徴を深堀していきます。自分だけのお気に入りの匂いを見つけましょう!
Contents
匂いのもとになるお香の原料って?原料の種類と匂いの特徴
お香の原料は、「香木系」「漢薬系」「フローラル系」の大きく3つに分けることができます。このほかにフルーツやハーブなどを使ったものも一部ありますが、ここでは代表的な3つそれぞれの匂いの特徴について詳しく紹介します。
香木系|優しく落ち着きがある香り
お香の香りとして代表的なものが香木系です。普段馴染みのない香りなので、最初は少し独特に感じるかもしれません。身近なものでいうと、お線香やお寺の香りのようなイメージです。
樹木そのものが香るので自然な香りを楽しむことができ、ウッディ調ならではの甘味や辛みもあります。お香特有の香りを楽しみたいという方におすすめです。
漢薬系|エキゾチックで独特な深みのある香り
漢薬とは漢方薬やスパイスに使われる原料で、種類が豊富です。ものによって効果が異なりますが、桂皮(けいひ)は気力回復、丁子(ちょうじ)は血行促進、大茴香(だいういきょう)は精神安定などがあります。
スパイスというとエスニック料理に使われることが多いイメージがあります。エスニック料理を思い浮かべるとわかるように、漢薬系の香りはアジア風で独特な深みが特徴です。
フローラル系|甘く華やかな香り
お花を原料としたもので、しっかりと香るのが特徴です。人気なのはラベンダーやローズなどの香りで、ラベンダーは精神安定や鎮痛効果、ローズはリラックス効果があります。お花の香りはどれもストレス解消や精神を安定させる効果があるので、ゆっくりと過ごしたいときにはぴったりです。
また香木系や漢薬系よりも匂いのイメージがしやすいので、お香を買うときにも選びやすいです。
楽しみたい雰囲気で選ぼう!「伝統的な和」と「現代風の香水」
匂いの種類から好みのものを選ぶのもいいですが、失敗したくないという方はまずは楽しみたい雰囲気から考えてみるのもいいかも。ここでは2つに分類してみてみます。
伝統的な和の香り
和の雰囲気を味わいたいという方は、香木系や漢薬系のお香がおすすめ。お香の見た目や焚いたときの煙からも和を感じることができて、匂いとマッチします。
またナチュラルに香るので就寝前に使うと心を落ち着かせることができたり、家の中で焼肉やお好み焼きをしたときに焚くと、嫌なにおいを自然に消してくれる効果も。
現代風の香水の香り
爽やかさや華やかさがほしいという方は、フローラル系のお香がおすすめ。しっかりと香るので、フレグランスとして使ったり気分を高めたいときにぴったりです。
フローラル系以外にもフルーツやハーブを原料としたものも香水のような匂いを楽しむことができます。お香の長い歴史の中で技術が進歩し、さまざまな香料が手に入るようになった現代に作られた比較的新しい香りといえます。
定番で人気なのは香木の匂い!お香ならではの香りを楽しもう
お香の匂いとして定番かつ人気なのはやはり香木系です。お香の歴史は香木を薪とともに燃やしその煙が遠くまで薫ったことが始まりと言われていて、まさに原点とも言える香り。ここでは代表的な3つの香木の種類を知って、初心者にもおすすめしたい理由を解説します。
お香に使われる香木には種類が3つある
①白檀(びゃくだん):サンダルウッドともいい、アロマや香水にもよく使われています。優しい甘さで木のぬくもりを感じられます。
②沈香(じんこう):木の産地によって香りが異なり、甘味があるものもあれば苦味を感じられるものもあります。
③伽羅(きゃら):ベトナムの限られた地域でしか採集できない高級品で、高品質な香りを楽しむことができます。
手に入れやすく人気なのは白檀と沈香で、伽羅は2つよりも高価で商品としても希少です。
初心者にもおすすめ
初めてお香に挑戦するときには、馴染みのない香木の匂いは想像がつかず、少し勇気がいるかもしれません。しかしどれも優しく香るため生活の邪魔になることはなく、家の中にいながら大自然の空気を楽しむことができます。
なによりお香だからこそ楽しめる香りなので、ぜひ一度は香木系を試してみることをおすすめします。
まとめ|お香の種類と匂い
今回はお香の原料から匂いの種類と特徴を紹介しました。種類は大きく分けて3つ「香木系」「漢薬系」「フローラル系」があり、人気なのはお香特有の匂いを楽しむことができる香木系です。
種類から選ぶのが難しいという方は、「伝統的な和」または「現代風の香水」どちらの雰囲気を感じたいかという視点から選んでみましょう。
ぜひ自分に合ったお気に入りの匂いを見つけましょう!