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読書がもたらすストレス解消効果とは?忙しい女性のための心を整える習慣術

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仕事や家事、育児に追われる日々のなかで、「ずっとストレスが抜けない」「なんだか心が疲れている」と感じる女性は少なくありません。忙しい毎日だからこそ、自分の心と体をしっかり整える時間が必要です。

そんなときにおすすめしたいのが、「読書」です。読書はただ情報をインプットするだけではなく、ストレス軽減につながる有効な方法として、科学的な研究でも効果が示されています。

本記事では、読書による効果やメリット、忙しい毎日でも続けやすい習慣化の方法までを紹介します。「心にゆとりがもてない」といった不安や悩みがある方は、心を整えるためにも、ぜひ参考にしてください。

読書による効果がストレスの軽減につながる理由とは?

読書には、単なる気晴らし以上の効果が期待できます。物語の世界に没頭して脳や体に直接働きかけることで、ストレス反応を大幅に和らげられるのです。まずは、読書が脳や自律神経に与える影響をとおして、ストレス軽減につながる理由を見ていきましょう。

脳をリラックスさせる効果がある

物語や情報の世界に集中すると、心拍数が下がり筋肉がリラックスするといわれています。具体的には、わずか6分程度の読書でも、ストレスレベルは60%も下がることが確認されています。

これは、瞑想と同じように「一つのことに集中している状態」が継続するのが理由です。脳のリラックス状態を示すα波が優勢になり、ストレス軽減のほかにも、集中力の向上や幸福度も増します。

スキマ時間や寝る前の数分を読書にあてることで、脳の活性化や機能向上にも期待できるため、短時間でのストレス緩和が可能です。

参考:健康長寿ネット「快眠のためのリラックス法」

自律神経が整う

読書中は外界の刺激を遮断するため、副交感神経が優位になり、体を「休息モード」に切り替えてくれます。心身の緊張を和らげることは、自律神経のバランスを整える効果にもつながります。

ただし、ミステリーやサスペンスなど、興奮したり続きが気になったりする内容は、交感神経を刺激してしまうため就寝前はなるべく避けるのが理想的です。また、スマホの画面は避けて紙の本を読むことで、睡眠の質への影響を防げます。

寝る前に読書をする際は、読書灯を活用するのがおすすめです。読書灯を選ぶ際のポイントは、以下の記事で詳しく紹介しています。

【おすすめの読書灯】読書タイムを快適に!おしゃれも実用性も叶える読書灯の選び方

読書時間をより快適に過ごすためにも、ライフスタイルに合った読書灯を選びましょう。

現実からの休息を取れる

本の世界に没頭すると、日常の不安や問題の原因から一時的に離れることができ、心を休める効果も期待できます。これは、読書が単なる娯楽にとどまらず、心の非常口として機能しているためです。

ネガティブな気持ちや憂鬱な気分から抜け出すにはとても効果的で、ストレスフルな日々に小さな心の余白を生み出してくれます。読書には、心と体の両方の健康を保ってくれる力があるため、気分転換にも最適です。

参考:ニュースセンター「読書の5つの健康効果」

読書の効果はストレス軽減以外にも!?習慣化する3つのメリット

読書の効果は、ストレス軽減以外にもさまざまなものがあります。日々の積み重ねによって、生活や仕事に役立つ力が自然と身についてくるのも、魅力の一つです。ここでは、読書を続けることによって得られる、代表的な3つのメリットを紹介します。

① 知識と教養の向上で自己成長につながる

読書を習慣化すると、先人の知恵や異なる文化などの様々な知識や価値観に触れることができます。また、小説・歴史書・エッセイ・ビジネス書など、ジャンルを問わず多様な本を読めば、新しい視点や考え方を手に入れ、仕事や私生活での対処力を高めることも可能です。

知識が土台になるため、会話の話題が増えて人間関係を豊かにし、仕事や人生の選択肢も増えていくでしょう。知識や教養の向上は、自己成長にも関係します。人生を豊かにするためにも、継続的に取り組んでいきたいところです。

②語彙力や集中力、思考力の向上

読書は、新しい言葉や表現との出会いで語彙力を増やし、一つのことに没頭することで集中力も高まります。また、内容を理解・考察する過程で思考力が鍛えられるなど、さまざまな能力を向上させる効果が期待できます。

単語や表現を脳に蓄えるだけではなく、文章の論理やストーリーを追うことで能力の土台を作り上げられるため、日常生活の効率化や判断力にも影響していくでしょう。

③脳の活性化・認知機能低下の予防

習慣的な読書は脳の複数の機能を刺激し、脳の健康を保つ助けになります。特に音読や速読を用いると、黙読に比べて脳全体を活性化させられるため、より効果を高められるでしょう。

うつ病予防にも期待でき、日常生活の質を向上させるためにも有益な習慣です。読書習慣は、将来の認知機能低下の予防や、記憶力にも大きく影響してきます。

今日からでも簡単にできる最高の「脳トレ」の一つとして、日々の習慣に取り入れてみるとよいでしょう。

忙しい毎日でも続けやすい、読書効果でストレスを和らげる習慣術

読書による効果がストレス軽減につながる理由について理解できたとしても、「忙しくてなかなか続かない」という方も多いでしょう。

習慣化するうえで大切なのは、完璧を目指すことではなく、自分の生活に”無理なく”取り入れることです。ここでは、忙しい毎日でも続けやすい読書習慣のコツを紹介します。

読む時間を決める

「就寝前の10分間だけ」「通勤時間中に読む」など、時間を決めることが習慣化につながります。まずは、生活の一部に組み込み、毎日の行動に読書を結びつけていくのが大切です。

また、本を寝室に置いてすぐ読めるようにするなど、環境を整えるのもよいでしょう。スキマ時間に手を伸ばせばすぐに本が読める、といったちょっとした工夫を行うのが、習慣化のコツの一つです。

興味のあるジャンルから始める

小説やビジネス書にはこだわらず、はじめのうちは漫画やエッセイなどの読みやすい本を中心に読むと、読書に対する心理的なハードルを下げる効果が期待できます。

つまらないと感じた本は無理に読み進めず、途中でやめても構いません。「読書=楽しいもの」という考えにつなげられるかが重要です。

無理せずできる範囲で読む

「1日10ページは絶対に読む」といったように、目標を高く設定しすぎてしまうと、読書自体を憂鬱に感じてしまい、かえってストレスになる可能性があります。

忙しい日々のなかでの大切な時間のため、5分だけ読むつもりが少し長く読めた、くらいの気楽さが長続きの秘訣です。

FAQ|読書でストレスを和らげる効果を高めるための5つの疑問

Q:読書でストレスが軽減されるって本当?

A:はい、本当です。実際に、ある研究によると、「6分間の読書でストレスレベルが68%低下する」ことが確認されています。読書中は心拍数が下がり、筋肉の緊張がほぐれるため、瞑想に近いリラックス効果が得られるのです。

Q:寝る前の読書におすすめのジャンルは?

A:心を落ち着かせるエッセイやゆったりとした小説、詩集などがおすすめです。一方で、ミステリーやサスペンスなどの展開が気になるようなジャンルは、交感神経を刺激して脳を覚醒させてしまうため、就寝前は避けた方がよいでしょう。また、スマホのブルーライトは睡眠の質に影響を及ぼすため、紙の本を選ぶことをおすすめします。

Q:読書週間がなかなか続かない…。どうすればいい?

A:まずは、「毎日一冊読まなければいけない」という完璧主義を手放しましょう。1日5分や寝る前に1ページだけでも十分です。読みやすいエッセイや漫画から始める、面白くないと感じたら途中でやめて別の本に移るなど、工夫をすると続けやすくなります。読書を「義務」ではなく「楽しみ」として捉えることが、習慣化の第一歩となるでしょう。

Q:電子書籍と紙の本では、どちらがストレス解消に効果的なの?

A:リラックス効果を高めたいなら、紙の本がおすすめです。ページをめくる感覚や紙の質感が五感を刺激し、リラックス効果を促してくれます。一方で電子書籍のスマホやタブレットの画面は、ブルーライトにより脳を覚醒させてしまうため、就寝前は睡眠の質に影響する可能性があります。通勤時間などは手軽に読める電子書籍、家でリラックスしたいときは紙の本、のように使い分けるのがよいでしょう。

Q:忙しくてまとまった読書時間をとるのが難しい…。スキマ時間でも効果がある?

A:はい、スキマ時間でも十分に効果が期待できます。大切なのは、「日常のなかに読書を取り入れること」です。いつものカバンに文庫本を一冊入れておく、ベッドサイドに本を置いておくなど、すぐに読める環境を整えることから始めてみましょう。

まとめ|読書の効果を活かして、ストレスと上手に向き合おう

読書には、ストレスを軽減して知識や思考力を高め、心と体を健康に保つ効果が期待できます。忙しい毎日のなかでも、読む時間を決めたり興味のあるジャンルから読み始めたりすることで、無理なく続けられて心にも余白を生み出してくれるでしょう。

大切なのはたくさん読むことではなく、「自分にとって心地よいペースで続けること」です。まずは好きな本を手に取り、一日数分の読書から始めて、日常に定着させていくのが近道です。

無理なく習慣化できれば、読書があなたのストレスに向き合う、大切な味方になってくれるでしょう。

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