少しでも時間が空くとついスマホを見続けてしまい、「なんだか頭が疲れている」と感じる経験をしたことがある方は多いでしょう。気分転換のつもりでも、情報を追い続けているうちに、余計に疲れてしまうこともありますよね。
そんな頭が休まらない状態から少し距離を取る方法として、「デジタルデトックス」という考え方が注目されています。ただし、スマホを完全にやめたり無理に距離を置いたりすることがデジタルデトックスではありません。
大切なのは、意識の向き先を少し変え、自然にデジタルから離れる時間をつくることです。本記事では、デジタルデトックスを効果的に取り入れやすい「趣味」に注目し、スマホなどから自然に離れるための考え方と具体例を紹介します。
目次
“趣味”がデジタルデトックスの効果を高めるのはなぜ?

デジタルデトックスと聞くと、スマホやSNSを遠ざけることを想像しがちですが、本質は意識の向き先を切り替えることにあります。無理に我慢せず、気づいたら意識が離れている状態をつくるためには、趣味を取り入れるのが効果的です。
ここでは、デジタルデトックスの考え方と趣味がその効果を高める理由を解説します。
デジタルデトックスは我慢することではない
デジタルデトックスは、スマホやデジタル機器を無理に我慢して触らないことではありません。我慢しようとするほど「見てはいけない」という意識が強まり、かえってスマホに意識が向き続けてしまうことがあります。
大切なのは、意識が自然と別の対象に向くことです。新しい刺激によってスマホを見る時間が自然と減っていく状態こそが、本当に必要なデジタルデトックスといえるでしょう。
参考:DIGITAL DETOX JAPAN「デジタルデトックスとは?」
楽しめる趣味は意識を自然に切り替えやすい
楽しめることがあると、「すぐ時間が経ってしまった」と感じる人も多いのではないでしょうか。楽しさや心地よさを感じられる趣味があると、意識は自然とその行為に向かい、スマホなどの画面を見る時間が減っていきます。
また、趣味に取り組む時間は、必要のない情報も含めて受動的に受け取り続ける状態から抜け出し、頭や気持ちをリセットしやすくなるのです。
短時間でも気分の切り替えにつながる
デジタルデトックスというと、長時間スマホから離れる必要があると考えている人が多いかもしれません。しかし実際は、10分から30分ほど集中できる時間をつくるだけでも、デジタルの刺激から距離を取ることは可能です。
スマホから離れられるのであれば、まとまった時間を確保しなくても「少しだけ別のことをする」という行動を重ねることで、無理のないデジタルデトックスにつながります。
【タイプ別】デジタルデトックスに向いている趣味の選び方

デジタル疲れは、「頭が疲れている」「気持ちが落ち着かない」など、どこに疲れを感じているかによって異なります。ここからは、デジタル疲れのタイプ別に、デジタルデトックスとして取り入れやすい趣味を見ていきましょう。
頭が疲れているときは軽い散歩で思考を手放す
スマホやパソコンに触れている時間が長いと、情報を処理し続ける状態になり、頭が休まりません。
頭が疲れていると感じる場合は、軽い散歩のように体を動かしながら、視覚や感覚に意識を向けられる趣味が向いています。歩くリズムや外の景色に意識が向くことで、考えごとから自然と距離が生まれ、頭を休めやすくなるでしょう。
参考:GoGoモバイル「デジタルデトックス中に楽しめるアナログな趣味10選」
読書は感情を休めたいときにおすすめ
SNSやニュースに触れ続けていると、他人の意見や感情に振り回されて、気分がざわついて落ち着かなくなることもあるでしょう。
感情的な刺激が多くなっている状態には、他人の評価や反応が入らず、一人で完結できる読書がおすすめです。特に紙の本を選ぶことで、ページをめくる動作や紙の質感に意識が向きやすくなり、気持ちを落ち着かせる時間になります。
集中力を取り戻すなら料理が効果的
デジタルに触れる時間が長いと、通知や更新内容が気になり、集中できないと感じる人も少なくありません。
集中力を取り戻したいときは、簡単な料理のように手順がシンプルで、目の前の作業に意識を向けやすい趣味が効果的です。また、料理は「一品だけ作る」「下ごしらえをする」など小さな区切りでも取り組めるため、趣味を初めて取り入れる際にも選びやすいでしょう。
デジタルデトックス目的の趣味選びでつまづかないためのポイント

デジタルデトックスを目的に趣味を探していると、「ちゃんと続けられるかな」と考えすぎてしまうことがあります。しかし、デジタル疲れをやわらげることが目的であれば、上達や継続を前提にする必要はありません。
大切なのは、無理なく始められて、気持ちが楽になるかどうかです。ここでは、趣味選ぶでつまづきにくくするための考え方を紹介します。
達成や上達をゴールにしない
趣味を始めると、上達や成果を期待してしまうものです。しかし、達成や上達をゴールにしてしまうと、楽しさよりも「やらなければ」という義務感が強くなってしまいます。
デジタルデトックスが目的の趣味は、スマホなどから意識を外せたこと自体に価値があり、うまくできたかどうかは重要ではありません。「少し気分が変わった」「頭が休まった」と感じることができれば十分です。
30分以内で終われるものから始める
準備や片付けも含めて時間や手間がかかりすぎる趣味は、気持ちに余裕がないと続けるのが難しくなります。はじめは、30分以内で完結できるものを選びましょう。
短時間で区切れる趣味であれば、平日の夜やすきま時間にも取り入れやすく、負担に感じにくいはずです。「少しだけやる」というやり方ができると、デジタルデトックスを習慣にしやすくなります。
続かなかったらやめてもいい前提で選ぶ
趣味が続かなかったことで落ち込んでしまうと、デジタルデトックスの目的から離れてしまいます。趣味は「合わなければやめていい」というスタンスで取り入れることが大切です。一度やめても、別の趣味に切り替えたり、気が向いたときに再開したりしても問題ありません。
まずは「好きなときにやる」前提で選ぶことで、気持ちに余裕が生まれ、趣味との付き合い方も楽になります。
FAQ|趣味で始めるデジタルデトックスを無理なく楽しむポイント
Q:デジタルデトックスのために、スマホを解約したり電源を切ったりする必要はある?
A:いいえ、完全に断つ必要はありません。デジタルデトックスの本質は、我慢することではなく、”意識の向き先を変えること”です。無理に遠ざけるのではなく、趣味などの「デジタル以外を楽しむ時間」を増やすことが、結果的にデジタルデトックスにつながります。
Q:趣味に使えるまとまった時間を取るのが難しい…。それでも効果はあるの?
A:はい、10〜30分程度の短時間でも十分に効果があります。まずは、軽い散歩や部屋の片付けなど、スマホから離れて何かに集中する時間を作ることが大切です。少しでもスマホから離れる時間があれば、脳の疲れがリセットされ、気分を切り替えやすくなります。
Q:デジタルデトックスに向いている趣味は何?
A:「五感を使うもの」や「手先を動かすもの」がおすすめです。
・散歩
・読書(紙の本)
・料理
読書を趣味にする場合は、なるべく紙の本を選ぶようにしましょう。スマホやタブレットで見ていると、通知に意識が逸れたりしやすいため、デジタルデトックスを目的にする読書にはあまり向いていません…。紙の本にすることで、紙の質感やめくる動作に集中でき、ブルーライトによる視覚的な疲れも抑えられます。
Q:趣味を始めたけどあまり楽しくない…。すぐに飽きてしまったときはどうしたらいい?
A:デジタルデトックスのための趣味は、上達や継続がゴールではないため、すぐにやめてしまっても問題ありません。「合わない」と気づけたことを一つの収穫と捉え、別の興味があることに軽く触れるなど、気分に合わせた気楽な付き合い方を優先するのがポイントです。
まとめ|デジタルデトックスは「やめる」より「向け先を変える」
デジタルデトックスは、スマホやSNSを我慢して遠ざけることではなく、意識の向き先を変えることが目的です。
・デジタルデトックスは「完全にやめる」ことが目的ではない
・趣味は意識を自然に切り替えるための手段
・短時間でも気分転換につながることが大切
・合わない趣味は無理に続けなくていい
大切なのは、今の自分のデジタル疲れに合った方法を選ぶことです。「やめる」ことに力を使わず、楽しめる時間を増やし、無理のないデジタルデトックスにつなげていきましょう。
