レモングラスはどんな効果のハーブ?飲み方やホットティー以外の使い道とは
一口にハーブティーと言っても、様々な種類があります。その中でも有名なのがカモミールやラベンダーかもしれませんが、レモングラスという名前のハーブを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
レモングラスは名前のとおりレモンのような爽やかな香りのハーブで、主にホットティーなどにして愛用されています。しかし、そんなレモングラスですが、ハーブティー以外にも使い道が。
そこで今回はレモングラスのハーブティーの飲み方やホットティー以外の使い道についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
レモングラスは気分転換に最適!ハーブティーとしての効果・効能
レモングラスをハーブとして見たとき、ホットティーにして飲むとどんな効能があるのでしょうか?まずは効果や効能について解説します。
原産地はインド・スリランカが多い
レモングラスというハーブは、主にインド・スリランカを原産地としているイネ科の植物です。インドでは数千年前から栽培されていたといわれるほど伝統的なハーブなんですよ。
インド・スリランカは温帯・熱帯地域なため、暑さや湿気に強い品種。レモングラスが発するレモンのような香りは虫が嫌うとされており、虫除けスプレーにも使われるほどです。農業においては防虫を目的として使われていました。
実は日本でも温暖な地域では栽培されていて、自宅栽培をしている人もいるようです。
気分転換以外にも胃腸の働きを助ける効果も
レモングラスをハーブティーとして飲むと、どんな効果があるのでしょうか?
まずは香り。レモングラスの香りはその名の通りレモンのような爽やかな香りです。この香りは眠気を覚ましてくれ、気分転換になるでしょう。
また、レモングラスのハーブティーには消化・脂肪分解・血行促進作用が期待されています。少し胃もたれしている時に飲むとすっきりするかもしれませんね。
他のハーブとブレンドすると飲みやすく
レモングラス単体でみると、名前ほど酸味がなく飲みやすい部類のハーブティーです。そのため、他のハーブとブレンドすると飲みやすくしてくれる効果があります。
例えばペパーミントなどの清涼感が強いハーブ。シングルで飲むとミント感が強いですが、ぜひレモングラスとブレンドしてみましょう。かすかな酸味が清涼感をやわらげ、飲みやすくしてくれます。暑い時期におすすめです。
効果を高める!おいしくレモングラスのハーブティーを飲む方法
ではレモングラスのハーブとしての効果を高め、ホットティーとしておいしく飲む方法についてご紹介します。
楽しみ方は生・乾燥・粉の3通り!
レモングラスは他のハーブティーと違って、生・乾燥・粉の3通りの楽しみ方があります。
日本国内の温暖な環境であれば、レモングラスは自家栽培することが可能です。ご自宅で栽培している生のレモングラスを使う場合は、根本を切り落としたものを煮出して使いましょう。収穫したてが良い香りを放ちます。
乾燥させたレモングラスは一番手に入りやすいです。日持ちしやすく、水出しでも楽しむことができます。粉末状にしたものはあまり目にする機会はないかもしれませんが、溶かすだけなので他の2種類より手軽に楽しめます。
香りを最大限に活かすなら沸かしたてのお湯を
ホットティーとしてレモングラスを楽しむのであれば、ぜひ沸かしたてのお湯を使ってください。そしてしっかりと蒸らすことがポイント。
蒸らすのは少し手間がかかるかもしれません。しかし、これによってレモングラス最大の特徴である香りを十分に引き出すことができます。
アイスティーとして飲みたい場合は、濃いめに淹れたものを十分に冷ましてから使いましょう。氷をたくさん入れたグラスに注げば、暑い時にぴったりの爽やかなハーブティーが楽しめます。
おすすめ飲み頃は「リフレッシュしたいとき」!
レモングラスのハーブティーにはおすすめの「飲み頃」もあります。それは「リフレッシュしたいとき」。
お仕事や勉強が一段落した時、少し気を引き締めたい時におすすめです。また、朝起きた時の目覚めの一杯にも良いでしょう。寝ぼけた気分をリフレッシュしてくれます。
レモングラスをハーブとして使おう!ホットティー以外の使い道
ここまでレモングラスをご紹介してきましたが、実は料理用ハーブとして使うなど、ホットティー以外の使い道があります。
タイ料理として使われるレモングラス
ハーブをたくさん使うタイ料理では、レモングラスも料理用ハーブとして使われます。主に臭み消しや香り付けです。
レモングラスの爽やかな香りは、肉や魚の臭みを消してくれる効果があります。代表的なのがトムヤムクン。本格的なタイ料理店では使われているのを見たことがあるかもしれません。
ただし、葉っぱが固いため食べることはあまりありません。口に入れることを想定する場合は細かく刻んだり、叩いて使用したりという使い方が一般的です。
ハーブバスでリラックス
レモングラスは乾燥させてハーブバスとして利用することもできます。レモングラスのお湯には肌荒れを和らげる効果があり、さらにさわやかな香りも楽しめますよ。
作り方は乾燥させたレモングラスを、大きめのガーゼや不織布の袋にしっかり包むだけ。好みの香りの強さまで立ち上ったら取り出しましょう。
また、生のハーブを使う場合は水洗いをしっかりしてから袋に入れましょう。香りがしっかり出てくれない可能性があります。
【参考:ヒューマンアカデミーライフスタイルクラブ「身体がポカポカ!ハーブバスの驚くべき効能とは」】
まとめ
レモングラスは、料理、ハーブバス、ハーブティーなど様々な用途があります。もしご自宅で栽培する場合は、いろいろな使い方ができて便利なハーブとなるでしょう。
日本国内で栽培する場合は、一年を通して高温多湿を保てるように鉢植えなどで育てるのが一般的です。冬の寒い時期は室内に入れて管理しましょう。
ハーブティーとして飲む場合は、できれば生の葉っぱを使って淹れてみてください。しっかり蒸らしてから飲むと、最大限に香りが楽しめますよ。ぜひお試しください。